三菱製紙はこのほど、日本政策投資銀行(=DBJ)が実施する「DBJ 環境格付」 において、3年連続で最高ランクを取得した。
DBJ環境格付は、DBJが開発した評価システムによって企業の環境経営度を評点化し、得点に応じて融資条件を設定するという、世界で初めての融資メニュー。三菱製紙は3月31日、格付に基づき融資を受けた。評価ポイントは次の3点。
①JBIB(一般社団法人企業と生物多様性イニシアティブの略称)のワーキンググループに参加するなど、原料採取から加工・流通の全段階で社会・環境・経済面に配慮した調達を実践しつつ、FSC森林認証紙の普及推進に注力している点
②社有林を活用した環境教育プログラム「エコシステムアカデミー」などを通じ、継続的かつ積極的な生物多様性保全活動を推進している点
③バイオマス燃料や廃棄物燃料などの有効利用により、廃棄物の最終処分量・化石燃料使用量を削減し、環境負荷の少ないエネルギーへの転換を推進している点
株式会社 紙業タイムス社 「Future4/20号」より