文科省の特別機関である地震調査研究推進本部（地震本部、本部長：下村博文文科相）は6月23日13:30～18:00、創設20周年を記念した特別シンポジウム「巨大地震にどう向き合うか」を開催する。同本部は1995年の阪神・淡路大震災を機に同年7月に創設され、以来政府・大学などが一体となって地震の調査研究を進めてきた。当日はこれまでの研究成果を振り返るとともに、巨大地震に向けて災害に強い社会を構築していくために、専門家の講演やディスカッションを行う。開催概要は次の通り。

〔会場〕東京大学本郷キャンパス伊藤謝恩ホール

〔プログラム〕◎第1部：基調講演「地震列島を生きる」高嶋哲夫（作家）

◎第2部：☆講演1「阪神・淡路大震災以後の地震発生長期評価と揺れの予測」平田直・東京大学地震研究所教授、講演2「東日本大震災を踏まえた津波の即時予測・評価への取組み」今村文彦・東北大学災害科学国際研究所教授、講演3「学校における地震・津波に関する防災教育」渡邉正樹・東京学芸大学教育学部教授

☆パネルディスカッション「巨大地震にどう向き合うか」登壇者：中島正愛・京都大学防災研究所教授、本藏義守・東京工業大学名誉教授、長谷川昭東北大学名誉教授、佐藤浩樹・宮城県教育庁スポーツ健康課課長補佐、齊藤隆弘・東京ガス執行役員防災供給部長、杉浦武・藤沢市総務部防災危機管理室防災専任研究員、（コーディネーター）中川和之・時事通信社解説委員

〔定員〕480名、参加費無料。事前申込みが必要で、締切りは6月19日。定員になり次第締切る。

〔申込み方法〕eメールで次記シンポジウム開催事務局まで申し込む。件名に「地震本部シンポジウム参加希望」と明記し、名前、所属、連絡先の電話番号およびメールアドレスを記入する。文科省研究開発局地震・防災研究課（地震調査研究推進本部事務局）、電話03－6734－4437。

Jishin-sympo@mext.go.j

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future6/22号」より