コクヨグループのコクヨS&Tと滋賀県は、滋賀・びわ湖ブランドの推進、地域の活性化、県民サービスの向上を図るため、7月15日付で包括的連携協定を締結した。コクヨS&Tが地方自治体と包括的連携協定を締結するのは、滋賀県が初めて。連携事項は次の8項目。

①教育および子ども・青少年育成に関すること

①環境保全に関すること

③滋賀・びわ湖ブランドの発信に関すること

④観光の振興に関すること

⑤県内産業の振興発展に関すること

⑥障碍者の支援に関すること

⑦女性の活躍推進に関すること

⑧その他、地域の活性化・住民サービスの向上に関すること

　コクヨS&Tは、滋賀県愛知郡愛荘町に子会社のコクヨ工業滋賀を擁し、キャンパスノートを中心に年間1億冊以上のノートを生産している。またコクヨ工業滋賀では、琵琶湖の環境を守るという理念のもと、琵琶湖周辺に生息する植物「ヨシ」の活用に取り組み、ヨシを原料とする紙製品シリーズ『ReEDEN（リエデン）プロジェクト』を進めている。この7月にも『ReEDEN』シリーズから、滋賀県立琵琶湖博物館の監修のもと、表紙に琵琶湖と滋賀県内の川に生息する77種の魚をデザインした『滋賀のお魚ヨシノート』を発売している。

　コクヨS&Tとコクヨ工業滋賀は、包括協定の提携を機に滋賀県との連携を一層強化し、地域の持続的成長と経済発展を目指していく。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future8／3号」より