=岡山製紙=
15年5月期は増収減益
岡山製紙は2015年5月期決算(14年6月~15年5月)を発表した(非連結。単位:100万円。カッコ内は対前年度比)。
〔15年5月期業績〕
売上高 8,638 (+1.7%)
営業益 123 (△37.5%)
経常益 157 (△33.2%)
当期益 76 (△40.7%)
〔16年5月期業績予想〕
売上高 8,800 (+1.9%)
営業益 200 (+61.7%)
経常益 250 (+59.2%)
当期益 170 (+121.4%)
板紙需要が弱含みで推移する中、経営全般にわたるコスト低減に総力を結集する一方、需要に見合った生産レベルの維持と適正な製品価格の実現に努めた。各セグメントの概況は次の通り。
○板紙事業…需要が軟調で販売量は微増にとどまったが、製品価格の上昇により、売上高は前年度比+4.7%となった。
○美粧段ボール事業…全般に低調に推移し、主力の通信機器関連品や青果物関連品などが減少したため、売上高は前年度比△13.9%。
次期については、板紙需要の大きな伸びが期待できず、原燃料高の継続も予想される中、需要に見合った生産体制の維持と適正な製品価格の確保に加え、経営の効率化を追求して収益確保に努めるとしている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/5号」より