特種東海製紙はこのほど、島田工場で発生する製紙汚泥を原料とした乾燥堆肥を、JR東海のリニア中央新幹線工事予定地となっている南アルプスの社有林で工事後の緑化事業に活用する意向を示した。
地元紙が報じたもので、それによれば、同社は今春から堆肥の運搬を開始しており、来年秋までに約1万7,000m3を南アルプスに運び込む計画という。JR側から具体的な工事内容などが示されていないため決定事項ではないが、同社は「工事後の緑化は不可欠」と考えており、「JR側の考え方を聞いたうえで社有林の経営計画を決定したい」と話している模様。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/12号」より