大王製紙は10月21日、きめ細やかな“なめらかさ”で鼻が赤くなりにくい『エリエールティシュー』を発売する。ボックス型は180組5個パック、ポケットタイプは10組6個パック。
厚生労働省の調べによれば、アレルギー性鼻炎の患者数は9年間（2002～2011年）で約1.4倍に増加している。また大王製紙が行った「鼻かみ実態」調査によれば、「1日に5回以上鼻をかむ」人の割合は年間平均では14％に留まる一方で、冬季・花粉飛散時期は75%に達し、そのうち84%が肌に対する不満を抱えていることがわかった。また、高品質な保湿ティシュを購入しないのは、「価格が高い」ことが原因であるという結果も出た。
こうした不満を解決するため、同社では非保湿ティシュ（保湿成分を塗布していない一般的なティシュ）の品質改良に取組む中で、鼻かみの際に肌がダメージを負う要因として、肌とティシュの「摩擦」が大きく関わっていることがわかり、「摩擦学」の見識者である堀切川一男教授が在籍する東北大学との産学連携に至った。その成果として、業界初の新たな品質評価の指標「肌への摩擦指数」を見出すことに成功。その知見を生かし、独自の柔軟剤の配合比率により、なめらかでやわらかな肌ざわりを実現した。「なめらか柔軟剤」がパルプ繊維の表面をコーティングしてなめらかな肌ざわりを、「やわらか柔軟剤」がパルプの繊維間に隙間をつくることで、ふっくら、やわらかな肌ざわりを実現した。
摩擦指数などの詳細は、10月21日からエリエールホームページ（http://www.elleair.jp）で掲載する予定。
エリエールのロゴを一新松潤の新テレビCM放映
また、大王製紙はこのほど、エリエールのブランドロゴと『エリエールティシュー』『エリエールトイレットティシュー』のパッケージデザインを一新。このリニューアルに合わせ、松本潤さんが出演するエリエールブランドの新TV－CMを制作、『エリエールトイレットティシュー』の“ひとり暮らし”篇は10月1日から、『エリエールティシュー』の“松本准教授”篇は10月21日から全国でオンエアする。ティシュの“松本准教授”篇は、大学で摩擦学の講義をしている松本准教授という設定で、講義しながら教卓の上のティシュを一枚取ると、そのなめらかさに驚き、さらにはパッケージまで変わっていることに驚くというストーリー。
また同社では、ロゴのリニューアルを記念して、「ブランドロゴリニューアル記念 松本潤QUOカードプレゼントキャンペーン」を実施する。対象のエリエール商品のバーコードを送ると、QUOカード1,000円分が抽選で1,000名に当たる。キャンペーン期間は10月21日～12月21日。詳細はエリエールwebサイト（10月21日から告知）などを参照。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/26号」より
