レンゴーは去る11月30日、同社の連結子会社の大阪製紙が2016年3月末をもって、洋紙事業から撤退することを明らかにした。大阪製紙は15年12月末に洋紙抄紙機を停機、16年3月末で洋紙の営業を終了する。
大阪製紙は1947年に洋紙事業をスタート、新聞用紙の製造・販売を中心にわが国の情報産業発展の一翼を担ってきた。だが、昨今の新聞発行部数の減少など厳しい事業環境の中から、洋紙事業の継続は困難と判断。大阪製紙のもう一つの主要事業である白板紙事業に、経営資源を集中していくことになった。
<大阪製紙の概要>
〔所在地〕大阪市西淀川区
〔代表者〕吉野彰芳代取社長
〔資本金〕2億8,000万円
〔主要株主〕レンゴー(77.84%)
〔売上高〕81億8,100万円(2015年3月期)
〔従業員〕115名
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/21号」より