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紙の業界ニュース

2015/12/23

決 算

=紙パの第2四半期④=
 前号に続き紙パ関連企業の第2四半期(2015年4~9月)決算を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率。
●新生紙パルプ商事
〔第2四半期〕
 売上高 140,629 (△1.5%)
 営業益 1,787 (+10.0%)
 経常益 2,000 (+13.3%)
 当期益 1,027 (△22.2%)
〔通期予想〕
 売上高 289,000 (△2.0%)
 営業益 4,300 (+20.2%)
 経常益 4,600 (+13.1%)
 当期益 3,200 (+1.3%)
 紙器および段ボールが好調に推移する一方、商業印刷や出版印刷、化成品の需要が減少する紙パルプ業界にあって、新生紙パルプ商事では各分野でシェアアップを達成するため、印刷用紙・特殊紙・情報用紙・パッケージ・化成品の5分野の連携を強化。また、あらゆる経費の削減にも取り組んだ。その結果、売上高は微減ながら営業・経常利益はプラスとなった。ただし純利益は特別利益の減少から前年同期を下回った。
○紙・板紙・化成品等卸売関連事業…売上高は前年同期比△1.7%、営業利益は同+5.5%。紙の需要は出版業界の全体的な落ち込みや電子媒体の普及により減少、板紙も白板紙・段ボール原紙ともに減少した。化成品はナフサ価格下落の影響により減少したが、経費削減に努め収益は改善した。
○紙加工等関連事業…売上高は前年同期比+6.7%、営業利益は前年の損失計上から黒字転換した。前期は消費税増税後の反動減があったが、当期は輸入品の価格競争力が円安により弱まったため売上が回復。また、経費削減に努め収益が改善した。
○不動産賃貸関連事業…売上高は前年同期比+0.8%、営業利益は同+11.7%。
●三菱製紙販売
〔第2四半期〕
 売上高 55,364 (△3.0%)
 営業益 183 (△21.7%)
 経常益 205 (△14.9%)
 当期益 220 (+24.9%)
 紙パルプ業界では、洋紙の価格復元効果はあったものの、電子化の加速により内需の縮小が進み製紙各社は生産調整を継続、また原材料価格高騰の影響も出る中、三菱製紙販売では情報用紙を中心とした高付加価値商品の拡販に取り組み、印刷用紙の価格維持と環境対応商品の販売を積極展開した。
○紙部門…環境対応商品を中心としたPPCおよび印刷用紙の拡販に取り組み、販売量は前年同期比+0.6%と伸長したものの、販売金額は同△5.4%。収益構造改善を継続するため価格維持に努めたが、商流変更の影響を食い止めるまでには至らなかった。
○板紙部門…白板紙は環境対応商品の食品用途への販売展開、既存ユーザーへの安定供給に努めたが、大手ユーザーの大幅な需要減の影響を受け、販売量は前年同期比△0.3%、販売金額は同△0.1%。
○パルプ部門…円安基調を背景に輸入パルプ市況は上昇傾向が続いたが、製紙会社向けの需要に回復の兆しが見えない状況で推移し、販売量は前年同期比△5.2%、販売金額は同+5.5%。
○薬品部門…製紙用工業薬品は需要減が続いたが、製紙用途以外の拡販に注力し、販売金額は前年同期比+8.1%。
 
=紙パの第3四半期=
 3月決算企業の第2四半期業績に続いて、12月決算企業の第3四半期(2015年1~9月)業績を紹介する。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
●コクヨ
〔第3四半期〕
 売上高 229,084 (+3.9%)
 営業益 9,860 (+44.3%)
 経常益 10,858 (+34.9%)
 当期益 6,516 (+54.1%)
〔通期予想〕
 売上高 302,000 (+3.1%)
 営業益 9,300 (+22.4%)
 経常益 10,800 (+12.0%)
 当期益 6,100 (+20.4%)
 オフィス家具販売の好調や海外事業の伸長により増収となった。また利益も、増収に伴う売上総利益の増加などにより大幅増益を記録。
○ステーショナリー関連事業…海外事業の伸長などにより、売上高は前年同期比+4.3%。営業利益も、国内は円安で原材料価格や仕入商品価格が高騰し原価が上昇したが、価格改定の浸透に努め、また海外事業の改善により、同+11.3%となった。
○ファニチャー関連事業…海外市場は中国の景気減速などにより厳しい状況だったが、国内市場が好調に推移し、売上高は前年同期比+5.9%、営業利益は価格改定や工場収支の改善もあって同+59.1%。
○通販・小売関連事業…LmD㈱の連結除外による減収があったものの、カウネットの増収により売上高は前年同期比+0.9%、営業利益は同+9.6%。
●ザ・パック
〔第3四半期〕
 売上高 60,657 (+3.2%)
 営業益 3,513 (+16.4%)
 経常益 3,651 (+14.6%)
 当期益 2,217 (△24.7%)
〔通期予想〕
 売上高 89,000 (+3.7%)
 営業益 5,700 (+4.1%)
 経常益 5,900 (+3.4%)
 当期益 3,600 (△16.7%)
○紙加工品事業…売上高は前年同期比+3.4%、営業利益は同+19.9%。主力の紙袋は2014年4月に子会社化した西日本印刷工業の売上が貢献し、またザ・パックアメリカコーポレーションも好調で増収。紙器もコンビニなどの食品用パッケージの堅調により増収。段ボールは一部市場の業績が好調で回復傾向にあり、増収。印刷は受注が低調に推移し減収となった。
○化成品事業…活発なインバウンド消費の影響もあり、紙おむつ用製品の受注が好調に推移し、売上高は前年同期比+7.8%、営業利益は同+26.7%。
●ダイナパック
〔第3四半期〕
 売上高 33,921 (+0.2%)
 営業益 247 (+80.8%)
 経常益 460 (+5.8%)
 当期益 328 〈前期△394〉
〔通期予想〕
 売上高 48,000 (+2.5%)
 営業益 750 (+53.6%)
 経常益 1,000 (+20.5%)
 当期益 900 〈前期△230〉
 段ボール業界全体の1~9月累計(速報値)が前年同期比微増となる中、ダイナパックでは再生産可能な適正価格と、生産量の確保に努めた。国内では、最大需要分野の食料品を中心に需要を確保し、販売量は前年同期比+3.8%となった。収益面では、昨年からの主原材料価格および運送費の高止まりにに対し、製品価格の改定と内部合理化により収益改善に取り組んだ。それらが一定の成果を収め、またエネルギー価格の低下もあって利益は伸長した。海外では、各地域で安定需要を確保していることに加え、新たな拠点としてフィリピンに設立したDynapac Packaging Technology (Philippines) Inc.が2月から、またベトナムで2拠点目となるDynapac (Haiphong) Co.,Ltd.が8月から本格稼働しており、さらなる需要開拓を進めている。
 セグメント別の業績は、包装材関連事業は売上高が前年同期比+0.3%、セグメント利益同+18.3%、不動産賃貸事業は売上高が同△5.5%、セグメント利益が同+98.9%。
 
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/21号」より
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