王子ホールディングスはこのほど、かねて導入を公表していた業績連動型株式報酬制度（本誌6月6日号既報）の詳細を発表した。
王子HDでは、役員報酬と企業業績の連動性を明確化して株主と役員の利害を一致させるため、取締役を対象とした同制度を導入。王子HDが資金を出して設定した信託が同社株式を取得し、業績などに応じて各取締役に交付する。詳細は次記の通り。
〔名称〕役員向け株式交付信託
〔委託者〕王子HD
〔受託者〕三井住友信託銀行（再信託受託者：日本トラスティ・サービス信託銀行）
〔受益者〕王子HDの社外取締役を除く取締役
〔信託契約日〕2016年8月23日
〔信託終了日〕19年8月30日（予定）
〔取得株式数〕121万5,000株
〔株式取得資金として信託する金額〕5億2,488万円（取締役会決議の前日の王子HD株式の東証終値で算定）
〔株式の取得方法〕第三者割当
〔株式取得時期〕16年8月23日
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/22号」より
