リンテックは、各種表示ラベルを小ロットから出力・発行できる可変情報印字用ラベルサプライ『LVIP(エルビップ)』の新アイテムとして、熱や湿度、アルコールなどへの耐性を付与し、サーマルプリンタに対応した汎用性タイプの新製品を開発。粘着剤の種類と剥離紙の色が異なる3アイテムをラインアップし、10月10日から販売開始した。写真は使用イメージ。
リンテックは、バーコード・物流ラベル用からフルカラーの高画質プリンタに対応する製品まで、用途やプリンタの出力方式に合わせて選択できる可変情報印字用ラベルサプライを『LVIP』ブランドとして展開している。今回発売したのは、優れた印字適性や感度特性、経済性など多くの利点を持つダイレクトサーマル方式のプリンタに対応した、『LD7110』『LD7130』『LD7131』の3アイテム。
熱により発色させるダイレクトサーマル方式のプリンタで印字する食品用表示ラベルは、電子レンジで加熱しても全体が黒く発色しないことや、可塑剤などを含む食品包装用ラップに触れても印字が消えにくい耐性が求められる。一方、物流・流通向けの表示ラベルには、周囲の温度や湿度の変化、直射日光に対する耐性、また医療・医薬関連の表示・工程管理ラベルには、アルコールへの耐性も要求される。『LD7110』『LD7130』『LD7131』は、これらすべての要求性能をクリアしており、幅広い分野で活用できる。表面基材は3種ともサーマル紙で、粘着剤と剥離紙は、『LD7110』が汎用強粘着・青色グラシン紙、『LD7130』が強粘着・青色グラシン紙、『LD7131』が強粘着・白色グラシン紙。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/7号」より