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紙の業界ニュース

2017/02/07

決 算

=小津産業=第2四半期は増収増益
 小津産業は2017年5月期第2四半期決算(16年6~11月)を次の通り発表した(連結。単位:100万円。カッコ内は対前年同期増減率)。
〔第2四半期〕
 売上高 20,316 (+5.5%)
 営業益   467 (+14.8%)
 経常益   489 (+15.6%)
 当期益   346 (+27.5%)
〔通期予想〕
 売上高 40,000 (+3.2%)
 営業益   620 (+5.7%)
 経常益   650 (+9.9%)
 当期益   420 (+13.5%)
 主なセグメントの概況は次の通り。
○不織布…エレクトロニクス分野は、スマホ用途向けの販売が減少に転じたものの、自動車関連の電子部品・デバイス産業向けや医療機器向けが好調で増収増益。メディカル分野は衛生材料関連が低迷し減収減益。コスメティック分野は、中国市場向けの販路の開拓により増収増益。グループ各社の状況は、小津(上海)貿易有限公司は売上高が増加したものの利益は売上原価の上昇により前年割れ、ウェットティシュのディプロは減収増益、アグリ分野の日本プラントシーダーは減収減益。これらの結果、事業全体の売上高は前年同期比△0.0%の69億7,900万円、セグメント利益は同+3.9%の4億1,000万円。
○家庭紙・日用雑貨…熊本地震を機に消費者の備蓄意識が高まったことなどにより、家庭紙の販売が堅調に推移し増収となった。また、前期に続き収益構造の見直しを図り、利益も前年同期を上回った。その結果、売上高は前年同期比+8.7%の133億1,500万円、セグメント利益は黒字転換して4,100万円となった。
 通期予想は、2Qの増益を受けて、2016年7月公表の前回予想から利益面を上方修正したが、家庭紙・日用雑貨で下半期の販売減が見込まれるため、2Qの増益率と比べると小幅な修正にとどまった。修正額(単位100万円)は、営業益+70、経常益+80、当期益+50。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/6号」より
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