大日本印刷（株）と日本ユニシス（株）は、児童生徒の出欠や健康診断などの情報を管理する既存の校務支援システムとのデータ連携により、学校運営の改善と生徒指導の質の向上を実現する教育委員会・学校向けの経営支援システム「wacati（ワカチ）」、学校・保護者間のコミュニケーション支援システム「連絡Plus」の2つの学校情報システムを共同開発。スズキ教育ソフト（株）（本社/静岡県浜松市）を通じて4月から販売する。文部科学省は、2016年7月に公表した「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会」最終まとめにおいて、「スマートスクール構想（仮称）」のもと、「統合型校務支援システム」の必要性を示している。「統合型校務支援システム」とは、従来の校務支援システムのデータと、学習履歴、学習記録、学習成果物などを効果的につなげ、データに基づく学校・学級経営の推進や、授業と家庭学習との連携などを強化するもの。これにより、教員の指導力向上や授業の改善、児童生徒一人一人に応じた学習の充実、学校と家庭のシームレスな学びの実践が期待されている。

 学校経営支援システム「wacati」（教育委員会・学校向け）

PJ web newsより