グラフィックアーツ専用の濃度計、分光光度計、イメージング製品の専門メーカーであるドイツのテシコン社は、ハンディ型分光濃度計「スペクトロデンスニュージェネレーション」を発表した。同分光濃度計は、将来を見据え、内部分解能3nmの回折格子を採用し、測定精度を大幅に向上させている。ISO13655照明条件M0、M1、M2、M3に標準で対応し、表示部のカラーLCDも大型化して、さらに操作性が向上した。注目はスキャン測定機能で、オプションなしに付属のタイヤを用い同分光濃度計をそのままスライドさせ、最大110cmまでのスキャン測定に対応した点。また、カラーライブラリーの保存数も2万5,000色まで拡張した。充電には非接触の充電器を採用。充電池もリチウムフェライト(LiFePO4)バッテリーを採用し、従来比約10倍の充電回数が可能となった。「ベーシック」「アドバンスド」「プレミアム」の3モデルを用意。TECHKON製品の国内総販売元である(有)テシコン(千葉県我孫子市、三好民社長)では、6月1日の発売を予定している。
PJ web newsより