この春の叙勲で旭日双光章を受章した、全国製紙原料商工組合連合会・大久保信隆副理事長は去る5月11日、東京・港区のザ・プリンス　パークタワー東京のボールルームで開催された経済産業省推薦分の受章者（172名）に対する勲章伝達式、および皇居内豊明殿における天皇陛下の拝謁に幸子夫人と共に出席した。

　伝達式では、まず経産省幹部が入場。開式の辞に続いて国歌斉唱。当日所用で欠席した世耕弘成経産大臣の代行で、松村祥史副大臣が次のように祝辞を代読した。

　「今回勲章を受章される方々は、我が国経済の発展と国民生活の充実に格段の功績を上げられてきた。また、地域で活躍されている中小企業の方々にも叙勲の栄誉に浴していただきたいと新たな制度を創設し、今回は地域経済の活性化などに格段の功績を上げられた23名の方々が叙勲の栄に浴された。

　皆さまが卓越した能力を持って輝かしい業績を築かれたことに対し、深く敬意を表すると共に心よりお祝いを申し上げる。加えて受章者の皆さまと長年労苦を共にされ、支え合ってこられたご家族に対しても、お慶びを申し上げる。

皆さま方には引き続き、これまでの知識、経験を基にそれぞれの分野で助言をいただき、政府・経産省に対してもご協力を賜るようお願い申し上げる。皆さまのますますのご健康ご活躍を祈念して、祝辞とさせていただく」

　続いて当日出席した受章者全員（158名）の氏名が呼び上げられ、代表者の吉野哲夫氏（旭日中綬章受章、元古河機械金属㈱代取社長）夫妻が登壇して、副大臣が勲記を読み上げて勲章を伝達、経産省幹部が受章者の席を回って直接勲章を伝達した。

　閉式の後、幹部が退場して会場内のステージ前で記念撮影が行われ、暫時休憩の後、受章者はバスに分乗して皇居へと向かい、豊明殿で天皇陛下に拝謁。ここでも記念撮影が行われて、伝達式の会場となったホテルに戻り解散となった。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future6/5号」より