大日本印刷(株)は、3次元コンピュータグラフィックスで作成した立体的な映像を被写体にしたエンボスホログラムを開発した。同ホログラムは、高精細なCG表現による自然な立体感と質感、および鮮やかな色彩を表現できることが特徴。建造物の微細な膨らみや立体感、動植物の模様など、繊細な質感の映像表現を可能にした。これらの高い表現力により、ひと目でわかる偽造・模倣防止の機能に加えて、より高いデザイン性を付与することが可能となった。DNPは今回、動植物や建造物などの3DCGデータをもとに、より立体的でリアルな表現ができるエンボスホログラムを開発。DNP独自の画像処理技術により高い表現力を実現することで、他者による偽造や模倣を困難にしてセキュリティ性を高めることができる。また、ブランド品に付けるホログラムには商品価値を高めるための魅力的な意匠性が求められ、紙幣やパスポート等でもその国のイメージ向上につながるようなデザイン性が求められている。新開発のエンボスホログラムは、高い表現力による偽造・模倣防止の機能に加えて、商品価値を高める魅力的な意匠表現に効果を発揮し、より高いデザイン性も付与することができる。
開発したホログラム
PJ web newsより