レンゴーは、少子化対策、次世代育成支援の一環として、2006年4月に出産祝い金制度を改定し、第1子2万円、第2子5万円、第3子以降100万円に増額したが、以降、特に第3子以降に効果が見られ、改定前は毎年10数人だった出生数が年平均30人前後へとほぼ倍増、制度改定から11年半が経過したこの9月、100万円の祝い金受給者は延べ300人を超えた。
人口減少社会の到来により、労働市場への深刻な影響、社会全体の活力低下が懸念される中、レンゴーは育児休業制度の拡充や育児短時間勤務の導入など両立支援施策を進め、2008年から次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん」マークを取得してきた。 またグループ会社についても、セッツカートン、レンゴーペーパービジネスに続き、今年6月から大和紙器が第3子以降出産祝い金を100万円に増額するなど、出産祝い金制度の改定・充実を進めている。
一方、女性をはじめ多様な人材が活躍できるよう長時間労働是正とワーク・ライフ・バランス実現の観点から、全社をあげて全要素生産性(TFP)の向上に取り組み、働き方の見直しも進めている。今年2月には、厚生労働省および大阪労働局が進める働き方改革推進事業の方針に基づき、男性の育児休業取得の促進に焦点をあてた「働き方改革宣言」を策定・公表した。レンゴーグループの出産祝い金制度の内容は次の通り。
◇第3子以降100万円…レンゴー、大和紙器、セッツカートン、レンゴーペーパービジネス
◇第3子以降50万円…東海紙器、日之出紙器工業、朝日段ボール、丸三製紙、日本マタイ、山陽自動車運送、レンゴー・ノンウーブン・プロダクツ
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/23号」より