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紙の業界ニュース

2017/11/20

決 算

=紙パの第2四半期業績=
 紙パ関連各社の第2四半期(2017年4~9月)決算の発表が始まった。今号より順不同で紹介していく。以下、断りのない限り数値は連結ベースで単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
●レンゴー
〔第2四半期〕
 売上高 295,391 (+9.2%)
 営業益 7,082 (△48.4%)
 経常益 8,009 (△43.0%)
 当期益 4,001 (△54.2%)
〔通期予想〕
 売上高 608,000 (+11.5%)
 営業益 17,000 (△28.1%)
 経常益 18,500 (△26.6%)
 当期益 10,500 (△24.3%)
○板紙・紙加工関連事業…販売量は増加したが、主原料である古紙の価格高騰により、売上高は前年同期比+3.0%、営業利益は同△75.1%。
○軟包装関連事業…売上高は前年同期比+0.6%の増収となったものの、材料費や固定費の増加などにより営業利益は同△24.2%。
○重包装関連事業…売上高は前年同期比△2.0%、営業利益は同△33.4%。除染用コンテナバッグの需要減などにより減収減益。
○海外関連事業…売上高は前年同期比+156.7%、営業利益は同+381.9%。連結子会社となったトライウォールの業績寄与に加えて段ボール事業が好調で増収増益。
○その他事業…売上高は前年同期比+6.6%、営業利益は同△6.8%。
 通期予想は、2Qに古紙の価格が想定以上に高騰したため利益面が予想値を下回り、これを受けて通期予想も、5月に発表した前回予想を修正した。修正幅(単位100万円)は、売上高+8,000、営業益△7,000、経常益△7,000、当期益△5,000。
●トーモク
〔第2四半期〕
 売上高 74,654 (+9.1%)
 営業益 1,536 (+16.8%)
 経常益 1,673 (+24.4%)
 当期益 822 〈3〉
〔通期予想〕
 売上高 162,000 (+6.5%)
 営業益 7,700 (+5.5%)
 経常益 8,000 (+1.7%)
 当期益 4,600 (+1.7%)
○段ボール…売上高は、価格が軟調傾向だったがトーモクベトナム社の新規連結もあって前年同期比+0.7%となり、営業利益は、コスト削減を実施したが原材料価格などの値上がりにより同△12.9%。
○住宅…販売棟数が増加し、売上高は前年同期比+9.5%。営業利益は、上半期はコストが先行する住宅事業の特性もあって損失計上。
○運輸倉庫…飲料関係が順調に推移し、また新規取引先の取扱いが伸長したため、売上高は前年同期比+34.0%、営業利益は、センター開設に伴う一時費用の発生などがあったが同+17.8%。
●スーパーバッグ
〔第2四半期〕
 売上高 15,881 (△1.8%)
 営業益 103 (△71.6%)
 経常益 115 (△59.5%)
 当期益 55 (△70.5%)
〔通期予想〕
 売上高 34,100 (+1.8%)
 営業益 600 (△34.6%)
 経常益 600 (△25.0%)
 当期益 400 (△26.3%)
○紙製品事業…主力の手提袋は販売金額が増加したものの、紙器の販売金額減少などにより減収。セグメント利益も、固定費の増加などにより減益。
○化成品事業…主力のレジ袋の販売量減少などにより減収、セグメント利益も原材料価格および仕入価格の上昇などにより減益。
○その他事業…スーパーバッグ・ベンダー・システムの事務用品や販売用品が増加し増収、セグメント利益は販売管理費の増加で減益。
●野崎印刷紙業
〔第2四半期〕
 売上高 7,420 (△5.0%)
 営業益 53 (+10.8%)
 経常益 56 (+24.7%)
 当期益 9 〈△20〉
〔通期予想〕
 売上高 15,600 (△3.3%)
 営業益 270 (△15.8%)
 経常益 260 (△18.0%)
 当期益 120 (△15.8%)
 市場縮小に加え受注競争の激化による販売価格の低下などから収益は低調に推移。部門別の売上高は、美術印刷物の競争激化で受注が停滞したことや価格低下により商業印刷部門は前年同期比△14.5%。包装資材および紙器、紙工品部門は、物流向けの需要が増加したが、紙器が競争激化で受注が減少し、同△6.2%。情報機器およびサプライ品部門は、タグ・ラベルが堅調で、情報機器類も増加したため同+1.1%。その他の部門は同△0.5%。
【紙流通】
●共同紙販ホールディングス
〔第2四半期〕
  売上高 7,627 (△1.9%)
  営業益   20(+132.8%)
  経常益   37(+41.3%)
  当期益 31 (+108.8%)
〔通期予想〕
  売上高 16,700 (+4.9%)
  営業益 85 (+10.6%)
  経常益 100 (+1.2%)
  当期益 90 (+4.6%)
 構造的な国内紙需要の低迷による厳しい経営環境ながら、引き続き小口需要を中心にキメ細かくフォロー、適正価格販売を主眼に積極的な販売活動を展開した。その結果、売上高は前年同期をわずかに下回ったが、利益は営業・経常・当期の各段階で前年同期を大きく上回った。
 個別決算概要から洋紙卸売事業をみると、印刷用紙の販売数量は前年同期比+5.7%、販売金額は同+2.4%、情報用紙は数量△7.8%、金額△8.8%。洋紙合計の販売数量は+1.3%、販売金額は△1.9%。
 また連結でみると物流子会社、関東流通の収支が売上高+9.3%、営業利益+91.2%、経常利益+72.7%、当期利益+65.6%と大きく改善しグループ業績の底上げに寄与した。これは小口需要の小まめなフォローによって、首都圏などで新たな物流・加工ニーズが発生したことによる。
●セ キ
〔第2四半期〕
 売上高 5,390 (△2.3%)
 営業益   59 (△4.0)
 経常益 169 (+18.0%)
 当期益   100 (+19.7%)
〔通期予想〕
 売上高 11,900 (+3.4%)
 営業益   156 (△50.1%)
 経常益   281 (△40.4%)
 当期益   170 (△22.9%)
 地方の印刷需要減退に歯止めがかからず減収となった。営業利益は、売上減や電力費の上昇、設備保全費用の増加により減益となったが、経常利益は貸倒引当金の解消や株式市況の好調により増益。
○印刷関連事業…売上高は前年同期比△2.4%、営業利益は納期対応に関する費用や設備保全にかかる費用が増加し、同△19.2%。
○洋紙・板紙販売関連事業…市況悪化や競争激化により、売上高は前年同期比△19.6%の減収となったが、営業利益はコスト低減に努めた結果、黒字転換。
○出版・広告代理関連事業…売上高は前年同期比△4.3%、営業損益は損失計上(△3,400万円)。
○カタログ販売関連事業…売上高は前年同期比+6.8%、営業利益は同+18.4%。
 
=紙パの第3四半期業績=
 3月決算の企業に続き、12月決算のコクヨの第3四半期(2017年1~9月)を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率。
●コクヨ
〔第3四半期〕
 売上高 235,046 (+0.9%)
 営業益 14,472 (+6.7%)
 経常益 15,659 (+22.9%)
 当期益 12,404 (+33.5%)
〔通期予想〕
 売上高 312,800 (+1.7%)
 営業益 16,800 (+8.8%)
 経常益 18,000 (+14.7%)
 当期益 13,900 (+14.1%)
 売上高は、通販事業のカウネットの増収などにより増収。経常利益は為替差損の縮小により、また当期益は繰延税金資産の回収可能性の見直しなどにより、増益幅が大きくなっている。
○ステーショナリー関連事業…定番品の減退や競争激化などから国内事業は減収となったが、海外事業の堅調により売上高は前年同期比+0.2%、営業利益は同+10.7%。
○ファニチャー関連事業…国内のオフィス家具販売は増収だったものの、海外事業が減収となり、売上高は前年同期比△0.1%。営業利益は商品ミックスの改善やコストダウンの推進により同+5.4%。
○通販・小売関連事業…売上高は、カウネット、アクタスとも増収となり前年同期比+4.7%、営業利益は同+19.7%。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/20号」より
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