日本包装技術協会（＝JPI）は4月20日、東京・築地のJPI会議室で、「4月研究会」を開催する。研究会は2部構成で、それぞれのテーマ、講師、講演内容は次の通り。

【第1部】第222回生活者包装研究会（13：15～15：00）：「食品の異物混入苦情の現状と対応策について～食品事業者喫緊の課題を考えてみる～」…消費者から保健所や流通へ寄せられる食品の苦情のうち、多いのが異物混入に関するもの。講演では、防虫防鼠対策や衛生管理の基本｢5S管理｣について、問題点をあげながら具体的な改善策を提起していく。併せて、昨今増加しているビニル片（フィルム）の混入防止ツールとしてパウチオープナーを紹介する。講師：日本食品衛生協会公益事業部食品衛生推進課技術参与・佐藤邦裕、鍛造㈱代表取締役・渡辺英世

【第2部】第222回包装資材研究会（15：15～17：00）：「素材としての紙の特徴とその可能性」…“紙”は身近な素材だが、多種多様で他の素材にない特徴を有している。講演の前半では、素材としての紙の特徴を原材料や製造方法の面から紹介し、後半では、サステナビリティやサーキュラーエコノミーへの対応といった社会的課題に、循環型資源である紙がどのように貢献できるかを解説。日本製紙のパッケージ開発事例として、紙にバリア性を付与した素材「シールドプラス」を軸に紹介する。講師：日本製紙パッケージング・コミュニケーションセンター技術調査役・野田貴治、内村元一

　研究会の詳細や参加申込方法はJPIホームページ（http://www.jpi.or.jp）を参照。定員100名、会員無料、一般3,240円（1部会）。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future４/１６号」より