アジア・パルプ・アンド・ペーパー(=APP)は先頃、森林保護方針(=FCP)の立ち上げから5周年を迎えたのを記念して、ステークホルダー向けのイベントを開催、残された課題を明確化して継続的に取り組んでいくことを強調した。この5年の成果は次の通り。
○パルプ生産のための木材調達では、木材原料のすべてを植林材からの調達に移行
○サプライチェーン全体を森林伐採と無関係なものとするため、第三者機関による監査を行ってFCPが順守されていることを検証
○伐採権保有地全体で、2017年中に森林火災の影響を受けた地域はわずか0.01%
○APPの木材サプライヤーが保護する地域における、第三者による森林伐採を原因とした自然林の減少率は0.1%(17年3月~18年1月)
○地域住民との紛争の46%が解決済
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/16号」より