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紙の業界ニュース

2018/08/27

決 算

=紙パの第1四半期=
 紙パ関連各社の2019年3月期第1四半期(2018年4月~6月)決算の発表が始まった。今号より順不同で紹介していく。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙会社】
●王子ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 379,147 (+8.0%)
 営業益 27,590 (+117.8%)
 経常益 27,882 (+176.6%)
 当期益 17,297 (+213.1%)
〔通期予想〕
 売上高 1,530,000 (+3.0%)
 営業益 100,000 (+41.3%)
 経常益   90,000 (+36.4%)
 当期益   50,000 (+38.0%)
 売上高は、販売量の増加や価格修正効果、海外のパルプ販売価格上昇などにより、全セグメントで増収。中でも海外事業が拡大し、グループの海外売上高比率は前年同期を2.9ポイント上回る31.9%に。営業利益は内外ともに増益で、国内は価格修正やコストダウンが増益に寄与、海外事業は前年同期を100億円(+123.0%)上回る181億円となった。また、為替差損の改善などによって経常益と当期益は増益幅が大きくなっている。
○生活産業資材…売上高は前年同期比+7.4%、営業利益は価格修正効果により同+1,181.2%。段原紙、段ボールは飲料・加工食品・通販向けが堅調で販売量は増加。白板紙は国内販売および東南アジア向けが好調で販売量が増加。包装用紙は国内販売が増加したものの輸出は減少。紙おむつ販売量は、ベビー用・大人用ともに増加。家庭紙販売量も増加。海外事業は、段原紙の売上高は増加、段ボールも堅調で、紙おむつ販売量は大幅増。
○機能材…売上高は前年同期比+6.9%、営業利益は原燃料価格高騰により同△2.1%。国内向け販売量は特殊紙がほぼ前年並みで感熱紙は増加、粘着製品とフィルムも増加。海外事業は、グループ入りしたマレーシアの会社が業績拡大に寄与したほか、感熱紙販売が南米、東南アジアで増加。
○資源環境ビジネス…パルプ価格上昇により売上高は前年同期比+15.4%、営業利益は同+146.1%。
○印刷情報メディア…売上高は前年同期比+0.7%、営業利益は原燃料価格の高騰などにより同△31.1%。新聞用紙の販売量は減少、印刷・情報用紙の販売量は前年並みだったが市況軟化で減収。海外事業は江蘇王子製紙が増収。
●三菱製紙
〔第1四半期〕
 売上高 49,823 (+1.1%)
 営業益 △1,279 〈△656〉
 経常益 △1,303 〈△597〉
 当期益 △1,615 〈△787〉
〔通期予想〕
 売上高 205,000 (+1.7%)
 営業益   1,500 (△16.2%)
 経常益   500 (△23.4%)
 当期益   500 (△84.4%)
 売上高は、洋紙の内需減少やイメージング事業の既存製品の需要減少はあったが、欧州子会社の売上高増加などにより、増収となった。損益面は、原燃料高の影響が大きく全段階で赤字となった。
○紙・パルプ事業…売上高は前年同期比+4.4%、営業損益は△14億4,400万円の損失計上となった(前年同期は△12億1,400万円)。国内販売は、情報用紙が堅調だったが印刷用紙は販売量が減少、輸出は印刷用紙が数量を伸ばしたが国内の落ち込みをカバーするには至らず、その結果、販売量・金額ともに減少。欧州子会社は、主力の感熱紙を中心に需要が堅調で販売量・金額ともに増加。利益は、売上高の減少に加え、原燃料価格の上昇が大きな減益要因となった。
○イメージング事業…インクジェット用紙の新興国需要が拡大したが、既存製品の需要が減少し、売上高は前年同期比△7.7%。営業利益は、売上高の減少に加え円高による価格安、原燃料価格上昇の影響などにより同△37.9%。
○機能材事業…売上高は前年同期比△7.7%、営業利益は同△97.8%。機能材料、化学紙ともに販売金額が減少。
○倉庫・運輸事業…売上高は前年同期比+0.3%、営業利益は同△19.2%。
●中越パルプ工業
〔第1四半期〕
 売上高 22,087 (△3.1%)
 営業益 △1,345 〈△807〉
 経常益 △1,165 〈△827〉
 当期益 △1,183 〈△624〉
〔通期予想〕
 売上高 97,500 (+2.8%)
 営業益 0 〈△1,242〉
 経常益 0 〈△1,293〉
 当期益   100 〈△5,206〉
 パルプ販売に積極的に取り組んだが、工場の定期点検停止時の設備更新工事が前年より長期間になったことに加え、原燃料価格の高騰および物流費の上昇もあり、減収減益となった。
○紙・パルプ製造事業…売上高は前年同期比△3.3%、営業損益は△16億4,300万円。新聞用紙は販売量・金額ともに前年同期比マイナス。印刷用紙と包装用紙も、工場の定期点検停止期間の長期化などにより販売量・金額ともにマイナス。特殊紙・板紙・加工品等は、O&Cアイボリーボード㈱の生産が主に輸出販売に寄与して販売量・金額ともに増加。パルプはパルプ市況の回復に伴い販売量・金額ともに前年同期を大幅に上回った。
○発電事業…売上高は前年同期比+2.1%、営業利益は同+6.8%。安定操業に努めて増収増益。
○その他…売上高は前年同期比△9.6%、営業損益は△3,800万円。
【紙加工】
●レンゴー
〔第1四半期〕
 売上高 159,593 (+9.2%)
 営業益 9,001 (+89.9%)
 経常益 9,763 (+77.9%)
 当期益 6,571 (+91.5%)
〔通期予想〕
 売上高 650,000 (+7.3%)
 営業益 30,000 (+75.6%)
 経常益 32,000 (+38.1%)
 当期益 21,000 (+26.3%)
 製品価格の改定や連結子会社の増加により増収となった。利益面では、燃料価格などの上昇によるコスト増はあるものの、板紙・紙加工関連事業での製品価格改定や原料価格が前年を下回ったことにより増益。
○板紙・紙加工関連事業…売上高は前年同期比+8.1%、営業利益は同+181.9%。燃料価格の上昇などによるコスト増はあったものの、製品価格の改定や原料価格が前年を下回ったことにより、増収増益。
○軟包装関連事業…売上高はコンビニ向けの需要が増加し前年同期比+8.4%となったものの、原料価格の上昇などにより営業利益は同△40.4%。
○重包装関連事業…売上高は前年同期比+8.6%、営業利益は同+4.5%。樹脂製品の販売量が増加したことにより増収増益。
○海外関連事業…売上高は前年同期比+22.5%、営業利益は同+117.5%。連結子会社の増加に加え、段ボール事業が堅調に推移したことにより増収増益。
○その他の事業…売上高は前年同期比+1.2%、営業利益は同+59.5%。運送事業の採算改善などにより増収増益。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/28号」より
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