1枚から紙を買えるネット通販 紙販売のPapermall(ペーパーモール)

  • 新規会員登録
  • ログイン
  • マイページ
  • カートを見る
商品検索

紙の業界ニュース

2018/09/21

決 算

=紙パの第1四半期④=
 前号に続き、紙パ関連各社の2019年3月期第1四半期(2018年4~6月)決算を紹介する。以下、特に記載のない限り連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
●スーパーバッグ
〔第1四半期〕
 売上高 7,656 (△2.3%)
 営業益 △146 〈68〉
 経常益 △122 〈83〉
 当期益 △130 〈52〉
〔通期予想〕
 売上高 34,800 (+5.2%)
 営業益 450 (+40.6%)
 経常益 450 (+28.6%)
 当期益 250 (+19.6%)
○紙製品事業…売上高は前年同期比△3.7%、セグメント利益は同△74.1%。紙器の販売金額が増加したものの、主力の角底袋や手提袋の販売金額が減少して減収。利益は、生産利益が減少し、仕入品の価格上昇や販管費増加もあり減益。
○化成品事業…売上高は前年同期比△0.8%、セグメント利益は同△86.6%。主力のレジ袋の販売量減少などにより減収。利益は、原材料価格、仕入価格の上昇に加えて販管費が増加し減益。
○その他事業…売上高は前年同期比△2.4%、セグメント損益は販管費の増加などにより△500万円。
 通期予想を、5月発表の前回予想から下方修正した。修正幅(単位100万円)は、売上高△700、営業益△350、経常益△350、当期益△300。売上高は、紙製品や化成品の販売量減少などから当初予想を下回って推移。利益も、原材料や仕入品の価格上昇が継続し、加えて販管費が増加しているため、下方修正した。
●昭和パックス
〔第1四半期〕
 売上高 4,925 (+4.0%)
 営業益 327 (+6.0%)
 経常益 381 (+4.1%)
 当期益 262 (+3.6%)
〔通期予想〕
 売上高 21,200 (+2.1%)
 営業益 1,446 (+3.8%)
 経常益 1,545 (+1.5%)
 当期益 1,042 (+1.5%)
○重包装袋…売上高は前年同期比+0.9%、セグメント利益は同+2.5%。クラフト紙袋の売上数量は前年同期比△1.8%。子会社、九州紙工の売上量は前年同期比+2.9%、タイ昭和パックスは同+4.8%、山陰製袋工業は同+8.5%。
○フィルム製品…売上高は前年同期比+3.8%、セグメント利益は同+4.1%。売上量は産業用、農業用ともに増加し同+3.2%だった。
○コンテナー…売上高は前年同期比+22.1%、セグメント損益は△430万円。
○不動産賃貸…売上高は前年同期比+0.2%、セグメント利益は同+1.7%。
●大石産業
〔第1四半期〕
 売上高 4,677 (+0.9%)
 営業益 263 (△32.1%)
 経常益 307 (△31.5%)
 当期益 207 (△33.1%)
〔通期予想〕
 売上高 19,800 (+7.8%)
 営業益 1,150 (+6.5%)
 経常益 1,350 (+8.0%)
 当期益 950 (+4.8%)
 売上高は、主にフィルム製品および段ボール製品の増加により微増。利益面は、原燃料費などの上昇分を販売価格に転嫁途上であり、全段階で減益となった。
●古林紙工
〔第1四半期〕
 売上高 4,115 (△2.8%)
 営業益 156 (△23.0%)
 経常益 169 (△20.2%)
 当期益 115 (△19.2%)
〔通期予想〕
 売上高 17,600 (+4.5%)
 営業益 700 (+11.0%)
 経常益 650 (+1.7%)
 当期益 420 (+2.7%)
 顧客の環境に則した事業活動を推進するとともに、「優秀な製品」「確実な納品」「適正な価格」の造り込みを進めている。
●阿波製紙
〔第1四半期〕
 売上高 3,998 (△2.6%)
 営業益 89 (△41.9%)
 経常益 86 (△9.4%)
 当期益 74 (+53.8%)
〔通期予想〕
 売上高 17,000 (+5.7%)
 営業益 620 (+49.0%)
 経常益 660 (+98.8%)
 当期益 420 〈△1,219〉
 主にアジア地域を中心に海外への拡販に注力するとともに、新商品の市場展開や既存事業における高性能商品の開発に取り組んだが、自動車関連資材の販売減に加え、原燃料価格上昇や研究開発費の増加があった。品目別の売上高(前年同期比)は、自動車関連資材が△4.1%、水処理関連資材が△2.1%。一般産業用資材が+6.5%。
●ハビックス
〔第1四半期〕
 売上高 3,281 (+1.0%)
 営業益 246 (△27.7%)
 経常益 249 (△27.5%)
 当期益 173 (△38.6%)
〔通期予想〕
 売上高 13,725 (+6.7%)
 営業益 1,001 (△12.4%)
 経常益 987 (△14.2%)
 当期益 692 (△17.0%)
 衛生材料分野を中心に販売拡大を推し進めた結果、増収となったが、利益面はパルプ価格や原油価格の上昇により全段階で減益。
○不織布関連事業…売上高は前年同期比△1.7%、セグメント利益は同△0.7%。パルプ不織布原反は、ドリップ吸収シート向け製品の販売減などにより減収減益。パルプ不織布加工品もクッキングペーパーの販売減により減収減益。化合繊不織布は一部の紙おむつ向け製品が軟調に推移したものの、生産効率が改善したことやコスメ向け製品の販売開始により増収増益。
○紙関連事業…売上高は前年同期比+4.8%、セグメント利益は同△53.0%。衛生用紙は、紙おむつ向け製品をはじめとする衛生材料向け製品の販売が堅調に推移したことなどにより増収となったが、利益はパルプ価格や原油価格の上昇により減益。
●中央紙器工業
〔第1四半期〕
 売上高 3,016 (+1.7%)
 営業益 191 (△15.7%)
 経常益 220 (△9.2%)
 当期益 151 (△3.2%)
〔通期予想〕
 売上高 12,300 (+1.6%)
 営業益 770 (△7.2%)
 経常益 830 (+2.3%)
 当期益 540 (+11.1%)
 売上高は、主に国内で主要取引先の自動車関連を中心に増収となった。利益面は、国内での段ボール原紙値上りの影響が大きく、製品価格改定で完全に回収するには至らず、減益となった。 セグメント別の業績(前年同期比)は、日本は売上高が+3.6%、セグメント利益が△25.8%、中国は売上高が△7.5%、セグメント利益は前年同期の赤字から黒字転換して100万円。
●大村紙業(非連結)
〔第1四半期〕
 売上高 1,274 (+2.2%)
 営業益   65 (△39.7%)
 経常益   67 (△39.1%)
 当期益  42 (△40.4%)
〔通期予想〕
 売上高 5,554 (+10.4%)
 営業益  309 (+9.0%)
 経常益  310 (+8.4%)
 当期益  192 (+10.9%)
 1Qの段ボールシート生産量は前年同期比△9.7%の1,400万㎡、段ボールケース生産量は同△2.0%の900万㎡だった。品目別売上高は、段ボールシート243百万円、段ボールケース846百万円、ラベル41百万円、その他(主に包装資材)143百万円。
=紙加工の第2四半期=
 ここからは12月決算企業の第2四半期(1~6月)業績を紹介する。
●コクヨ
〔第2四半期〕
 売上高 167,081 (+0.8%)
 営業益 13,680 (+6.6%)
 経常益 14,272 (+4.9%)
 当期益 10,916 (△0.6%)
〔通期予想〕
 売上高 318,000 (+0.8%)
 営業益 18,000 (+2.3%)
 経常益 18,100 (△5.4%)
 当期益 13,800 (△8.0%)
 売上高は、ストア事業の譲渡に伴う売上減やステーショナリー関連事業の減収があったものの、オフィス家具販売の好調により、増収。売上総利益は、売上総利益率にこだわった施策により前年同期比+2.9%、売上総利益率は0.8ポイント向上の36.8%。一方、販管費は同+1.8%と増加し、売上高販管費率は28.6%となった。
○ステーショナリー関連事業…売上高は前年同期比△1.5%、営業利益は同△2.4%。海外事業は堅調だったが、国内事業の需要冷え込みと新製品不振により減収減益。
○ファニチャー関連事業…売上高は前年同期比+2.4%、営業利益は同+22.9%。
○通販・小売関連事業…売上高は前年同期比+0.5%、営業利益は同△11.3%。
 通期予想は、2月発表の前回予想からトータルでは変更はないが、セグメント別の内訳を変更した。ステーショナリー関連と通販・小売関連は売上高・利益ともに下方修正、ファニチャー関連は売上高・利益ともに上方修正している。
●ザ・パック
〔第2四半期〕
 売上高 42,054 (+0.8%)
 営業益 2,695 (△11.7%)
 経常益 2,858 (△11.1%)
 当期益 1,927 (△8.5%)
〔通期予想〕
 売上高 94,000 (+4.1%)
 営業益 7,400 (+1.7%)
 経常益 7,700 (+1.5%)
 当期益 5,400 (+3.6%)
○紙加工品事業…売上高は前年同期比+2.0%、営業利益は同△7.1%。うち、主力の紙袋は、国内専門店向けが低調に推移し、売上高は同△1.4%。紙器は食品用パッケージやeコマース市場向けの好調や、新たに子会社となったカンナル印刷の売上が寄与したことにより、売上高は同+8.6%。段ボールの売上高も、メーカーやeコマース市場向けが堅調で同+3.3%。印刷は同△2.6%。
○化成品事業…紙おむつ用製品の販売が低調に推移し、売上高は前年同期比△1.2%、営業利益は同△28.2%。
○その他…売上高は前年同期比△1.3%、営業利益は同△5.2%。
●ダイナパック
〔第2四半期〕
 売上高 25,182 (+5.6%)
 営業益 △258 〈540〉
 経常益 △33 〈766〉
 当期益 137 (△87.2%)
〔通期予想〕
 売上高 52,500 (+5.5%)
 営業益 △60 〈304〉
 経常益 230 (△64.9%)
 当期益 680 (△45.4%)
 国内販売量は、ケースは堅調に推移したが、シートの減少により前年同期並み。利益面は、段原紙価格の大幅上昇を受けて製品価格の改訂に取り組んだが、原紙価格上昇の負担が先行したことに加え、製品値上げではカバーできない負担も発生。また、運送コストの上昇も想定を超えたため赤字となった。 セグメント別の業績は、包装材関連事業は売上高が前年同期比+5.9%、セグメント損益が△271百万円、不動産賃貸事業は売上高が前年同期比△0.2%、セグメント利益が同△0.7%。
 通期予想は、2月発表の前回予想から利益の全段階で下方修正した。売上高は修正なし。修正幅(単位100万円)は、営業益△1,060、経常益△1,040、当期益△270。グループ化した旭段ボールへの投資コスト、また運送コストの上昇により当初予想を下回る見通し。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/17号」より
おすすめ

「紙」をお探しの際には、ぜひPapermallをご活用ください。

法人の方へ 素材のご相談
紙や機能紙、その他素材でお悩みの方は是非一度ご相談ください!
インクジェットロール
ペーパーモールでは様々な素材のインクジェットロールをご用意しています。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。
PaperMallでは株式会社スギノマシン協力のもと「BiNFi-s(ビンフィス)」トライアルセットを販売しております。