北海道胆振東部地震の影響については、前号で王子製紙、日本製紙の対応や被害状況、日本製紙連合会の動きなどを中心に報じたが、新たに発表のあった関連情報を、台風21号関連も含め紹介する。
■王子グループ
北海道胆振東部地震被災地への支援内容について発表した。復興支援金2,000万円の拠出のほか、9月7日から北海道電力への電力融通を王子マテリア釧路工場、王子グリーンエナジー江別、王子製紙苫小牧工場で継続的に実施。また段ボールベッド、段ボール箱・間仕切り用シート、紙おむつなどを自治体からの要請に基づき適宜供給している。
■レンゴーグループ
北海道胆振東部地震被災地への支援内容を発表した。義援金500万円の拠出を決めたほか、被災自治体などからの要請に基づき、段ボールベッドをはじめとする段ボール製品を適宜提供している。
■トーモクグループ
台風21号、北海道胆振東部地震による被害状況を発表した。大阪工場の被害は軽微で通常通り操業、札幌工場の被害も軽微で9月10日より操業再開。トーウンサービス恵庭倉庫は一部設備に被害があったが、9月中旬までに復旧の見込み。ワコーは停電により一時休止していたが9月10日より操業再開。十勝パッケージは被害なしで通常通り操業。なお、「今回の台風、地震が業績に及ぼす影響は軽微」とコメントしている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/8号」より