前号の王子マテリアに続き、各社が段ボール原紙の値上げを発表している。
段原紙は、昨夏にも値上げがあったが、その後も主原料の古紙価格が高騰しているほか、各種燃料価格、薬品価格に加え物流経費も上昇を続けており、メーカーの収益は圧迫されている。各社とも「自助努力だけでは再生産可能な収益を確保できない」として値上げへの理解を求めた。
■レンゴー:11月1日出荷分から段ボール原紙を8円/㎏以上値上げする。段ボール製品については、段ボール原紙価格、エネルギーコスト、補助材料、物流経費などの上昇分をもとに個別対応する。
■大王製紙:11月1日出荷分から段ボール原紙全品種を8円/㎏以上値上げする。
■日本製紙グループ:日本東海インダストリアルペーパーサプライが11月21日出荷分から段ボール原紙を15%以上値上げする。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/22号」より