「本の日」実行委員会(http://honnohi.com/)は、「11月1日=本の日」が日本記念日協会から認定されたことを受け、「11月1日は本屋へ行こう!」と題したキャンペーンを展開する。
「本の日」実行委員会は今夏、書店・書店会の有志により設立された。11月1日を記念日としたのは、「111」を本棚に並ぶ本に見立てたもの。設立メンバーは一部有力書店の有志だが、幅広く参加を募っていく方針で、このほど出版業界4団体(日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版取次協会、日本書店商業組合連合会)も正式に後援することになった。実行委員会では、出版業界をあげて「本の日」を盛り上げ、恒例行事として定着させたい考え。ネット販売の台頭などで本屋離れが進む中、「本の日」をきっかけに書店へ足を運んでもらうよう、広く一般に呼びかけていくと同時に、書店側には来店者を喜ばせるような企画を立ててその魅力を発信し、書店ごとのコミュニティを作ってもらう契機となるよう活動していく。
その第1弾となる今回は、11月1~11日の期間中、書店来店者に図書カードが当たるキャンペーンを展開する。書店店頭のキャンペーンポスターに記載されたQRコードを読み込み、必要事項を入力して応募すると、抽選で図書カード(1等10万円分×10名、総額500万円)が当たる。本屋に足を運んでもらうのが目的なので、応募に本を買う必要はなく、誰でも1日1回応募できる。また、書店はポスターを貼るだけでキャンペーンに参加でき、実行委員会では書店へポスター掲示を呼びかけている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/29号」より