前号で報じたレンゴー、王子マテリア、岡山製紙に続き、日本製紙も紙管原紙の値上げを発表した。12月1日出荷分より、8円/㎏以上引き上げる。
同社は値上げの理由について、「作夏に値上げを実施したものの、その後も主原料の段ボール古紙は高騰基調にあり、燃料価格・チップ価格、抄紙用薬品価格、物流経費なども引き続き値上がりしている。徹底したコストダウンを続けているが、自助努力では再生産可能な収益を安定的に確保するのは困難」と説明している。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/12号」より