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紙の業界ニュース

2018/11/21

決 算

=紙パの第2四半期=
 紙パ関連各社の2019年3月期第2四半期(2018年4月~9月)決算の発表が始まった。今号より順不同で紹介していく。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙会社】
●王子ホールディングス
〔第2四半期〕
 売上高 761,862 (+6.1%)
 営業益 54,653 (+105.7%)
 経常益 53,437 (+121.0%)
 当期益 26,754 (+62.0%)
〔通期予想〕
 売上高 1,550,000 (+4.3%)
 営業益 110,000 (+55.4%)
 経常益   100,000 (+51.6%)
 当期益   50,000 (+38.0%)
 海外事業の拡大やパルプ販売価格上昇、国内事業の価格修正効果により増収となった。海外事業が拡大し、グループの海外売上高比率は前年同期を2.5ポイント上回る32.4%に。営業利益は内外ともに増益で、国内は原燃料価格の高騰が減益要因となったものの、価格修正やコストダウンが増益に寄与。海外事業も前年同期を215億円(+118.3%)上回る397億円。また、金融収支改善などにより経常利益は増益率が大きくなっている。当期純利益は、豪雨や台風、北海道胆振東部地震による災害損失27億円が発生したことや、固定資産売却益の減少により、営業・経常利益に比べて増益率が小さい。
○生活産業資材…売上高は前年同期比+4.9%、営業利益は価格修正効果により同105億円増加し103億円となった。段原紙、段ボールの販売量はほぼ前年並み。白板紙の販売量は増加。包装用紙は豪雨による工場操業停止で販売量が減少。紙おむつ、家庭紙販売量は増加。海外事業は、段原紙の売上高は増加、段ボールも堅調で、紙おむつ販売量は大幅増。
○機能材…売上高は前年同期比+3.8%、営業利益は原燃料価格高騰により同△0.4%。国内向け販売量は特殊紙が北海道胆振東部地震による工場操業停止により減少、感熱紙と粘着製品は増加。海外事業は、グループ入りしたマレーシアの会社が業績拡大に寄与。
○資源環境ビジネス…パルプ価格上昇により売上高は前年同期比+14.4%、営業利益は同+121.6%。
○印刷情報メディア…売上高は前年同期比△0.5%、営業損益は原燃料価格高騰などから同16億円減益の△26億円。新聞用紙の販売量は減少、印刷・情報用紙は販売量は前年並みだったが市況軟化で減収。海外事業は江蘇王子製紙が増収。
 通期予想を8月発表の前回予想から上方修正した。修正額(単位:億円)は売上高+200、営業益+100、経常益+100。当期益は据置き。海外事業の段ボール事業が好調なことや、パルプ製品市況の堅調により前回予想を上回る見込み。
【紙加工】
●レンゴー
〔第2四半期〕
 売上高 320,513 (+8.5%)
 営業益 15,166 (+114.1%)
 経常益 16,636 (+107.7%)
 当期益 11,079 (+176.9%)
〔通期予想〕
 売上高 662,000 (+9.3%)
 営業益 23,000 (+34.6%)
 経常益 25,000 (+7.9%)
 当期益 15,000 (△9.8%)
○板紙・紙加工関連事業…売上高は前年同期比+7.2%、営業利益は同+388.5%。燃料価格の上昇などコスト増はあったものの、製品価格の改定などにより増収増益。
○軟包装関連事業…売上高はコンビニ向けの需要が増加し前年同期比+8.3%、営業利益は原料価格の上昇などにより同△46.5%。
○重包装関連事業…売上高は前年同期比+4.8%、営業利益は同△6.3%。樹脂製品の販売量が増加したものの、原料価格の上昇などにより増収減益。
○海外関連事業…売上高は前年同期比+22.6%、営業利益は同+54.4%。連結子会社の増加に加え、段ボール事業や重量物包装事業が堅調で増収増益。
○その他の事業…売上高は前年同期比+2.8%、営業利益は同+36.4%。運送事業の採算改善などにより増収増益。
 通期予想は、5月に公表した前回予想を修正した。修正額(単位:億円)は売上高+120、営業益△70、経常益△70、当期益△60。売上高は、レンゴー・トッパンコンテナーを連結子会社に加えたことなどにより前回予想を上回る見込み。利益は、主原料である古紙価格が想定以上に高騰しており、また重油、石炭、都市ガスなどの燃料および薬品などの補助材料、物流経費も大幅に上昇していることから、前回予想を下回る見込み。
●スーパーバッグ
〔第2四半期〕
 売上高 15,655 (△1.4%)
 営業益 △263 〈103〉
 経常益 △236 〈115〉
 当期益 △195 〈55〉
〔通期予想〕
 売上高 33,500 (+1.3%)
 営業益 150 (△53.1%)
 経常益 200 (△42.9%)
 当期益 120 (△42.6%)
○紙製品事業…売上高は前年同期比△4.1%、セグメント利益は同△65.9%。紙器の販売金額が増加したものの、主力の角底袋や手提袋の販売量・金額が減少して減収。利益は、生産利益が減少し、仕入品の価格上昇や販管費増加もあり減益。
○化成品事業…売上高は前年同期比+2.1%、セグメント利益は同△75.9%。主力のレジ袋の販売金額増加などにより増収。利益は、原材料価格、仕入価格の上昇に加えて販管費が増加し減益。
○その他事業…売上高は前年同期比△2.9%、セグメント損益は△2,700万円。
 通期予想は、7月発表の前回予想から下方修正した。修正額(単位:100万円)は、売上高△1,300、営業益△300、経常益△250、当期益△130。売上高は、紙製品や化成品の販売量減少などにより前回予想を下回って推移。利益も、原材料や仕入品の価格上昇に見合った販売価格修正ができていないことに加えて販管費が増加しているため前回予想を下回る見込み。
【紙流通】
●セ キ
〔第2四半期〕
 売上高 5,599 (+3.9%)
 営業益   △112 〈59〉
 経常益 △29 〈169〉
 当期益   △21 〈100〉
〔通期予想〕
 売上高 12,400 (+5.6%)
 営業益   170 (△34.6%)
 経常益   330 (△27.4%)
 当期益   220 (△22.6%)
 印刷需要の集中する首都圏・関西圏で印刷関連事業の営業活動強化を継続するとともに、四国圏内でも既存取引先に対するニーズの掘り起こしを図った結果増収となったが、昨年10月に稼働した水性フレキソ印刷加工事業にかかる初期投資費用の発生などにより、損益面は全段階で赤字計上となった。
○印刷関連事業…売上高は前年同期比+6.2%、営業損益は水性フレキソ印刷加工事業にかかる費用の発生などにより△8,500万円。
○洋紙・板紙販売関連事業…市況悪化や競争激化により、売上高は前年同期比△8.2%、営業損益は△91万円。
○出版・広告代理関連事業…売上高は前年同期比△8.6%、営業損益は△4,600万円。
○美術館関連事業…売上高は前年同期比+33.3%、営業損益は△1,400万円。
○カタログ販売関連事業…売上高は前年同期比+4.8%、営業利益は同+3.5%。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/19号」より
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