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紙の業界ニュース

2018/12/20

決  算

=紙パの第2四半期④=
 前号に続き、紙パ関連各社の2019年3月期第2四半期(2018年4~9月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙加工】
●ナカバヤシ
〔第2四半期〕
 売上高 28,898 (+8.7%)
 営業益 451 (△41.7%)
 経常益 700 (△31.7%)
 当期益 566 (△1.1%)
〔通期予想〕
 売上高 63,500 (+6.5%)
 営業益 2,800 (+7.9%)
 経常益 3,170 (+7.0%)
 当期益 1,850 (+10.8%)
 売上高は、前期に連結化した国際チャート㈱の業績がフルに寄与して増収となったが、利益面は、原価率の上昇、販管費の増加により営業・経常益が減益。当期益は、投資有価証券売却益や匿名組合清算益などの計上により、減益幅が小さくなっている。
○ビジネスプロセスソリューション事業…売上高は前年同期比+19.6%、営業損益は△600万円。図書館ソリューション部門の売上高が増加。
○コンシューマコミュニケーション事業…売上高は前年同期比△3.9%、営業利益は同△29.7%。ノート、写真関連、OA用品などの売上高が減少。
○オフィスアプライアンス事業…売上高は前年同期比+1.5%、営業利益は同△28.5%。
○エネルギー事業…売上高は前年同期比+7.3%、営業利益は同+6.6%。
○その他…売上高は前年同期比△0.3%、営業損益は△1,500万円。
●昭和パックス
〔第2四半期〕
 売上高 10,794 (+3.9%)
 営業益 710 (+3.7%)
 経常益 778 (+3.5%)
 当期益 541 (+8.7%)
〔通期予想〕
 売上高 21,200 (+2.1%)
 営業益 1,446 (+3.8%)
 経常益 1,545 (+1.5%)
 当期益 1,042 (+1.5%)
○重包装袋…売上高は前年同期比+0.5%、セグメント利益は同+0.5%。クラフト紙袋の売上量は、砂糖・甘味、化学薬品用途は増えたが米麦袋と合成樹脂用途がマイナスとなり、前年同期比△1.5%。子会社、九州紙工の売上量は同+2.9%、タイ昭和パックスは同+9.9%、山陰製袋工業は同+8.2%。
○フィルム製品…売上高は前年同期比+3.4%、セグメント利益は同+5.3%。売上量は産業用、農業用ともに微増し同+1.1%。
○コンテナー…売上高は前年同期比+19.9%、セグメント利益は同+56.9%。
○不動産賃貸…売上高は前年同期比+0.3%、セグメント利益は同+1.6%。
●大石産業
〔第2四半期〕
 売上高 9,287 (+2.8%)
 営業益 403 (△41.2%)
 経常益 494 (△36.8%)
 当期益 315 (△44.8%)
〔通期予想〕
 売上高 19,800 (+7.8%)
 営業益 1,150 (+6.5%)
 経常益 1,350 (+8.0%)
 当期益 950 (+4.8%)
 売上高は、フィルム製品、樹脂成型品および段ボール製品の増加により増収。利益面は、原燃料コストの急上昇を受け、販売価格修正を推進したものの転嫁が一部にとどまり、また生産性向上や固定費削減を推進したがコスト上昇分を吸収できず、全段階で減益となった。
●野崎印刷紙業
〔第2四半期〕
 売上高 7,367 (△0.7%)
 営業益 67 (+27.3%)
 経常益 71 (+27.2%)
 当期益 △65 〈9〉
〔通期予想〕
 売上高 15,600 (+2.0%)
 営業益 260 (+70.9%)
 経常益 250 (+56.7%)
 当期益 56 (△5.8%)
 当期益の赤字は、固定資産処分損約139百万円などを特別損失として計上したことによる。
○商業印刷部門…美術印刷物は堅調だったが、商業印刷は受注が減少し、売上高は前年同期比△3.4%。
○包装資材及び紙器、紙工品部門…売上高は前年同期比△2.4%。紙器は化粧品メーカーや自動車部品メーカーへの拡販が奏功し増加したが、包装紙・紙袋類は台風や地震の影響で販売が減少した。
○情報機器及びサプライ品部門…売上高は前年同期比+5.0%。
○その他部門…売上高は前年同期比△7.7%。
 通期予想は、4月に公表した前回予想から当期益を下方修正した。修正額(単位100万円)は△74。連結子会社で固定資産の譲渡損失が発生し、特別損失が当初予想を上回る見込みとなったため。
●ハビックス
〔第2四半期〕
 売上高 6,552 (+1.0%)
 営業益 425 (△36.8%)
 経常益 427 (△36.9%)
 当期益 290 (△42.9%)
〔通期予想〕
 売上高 13,725 (+6.7%)
 営業益 1,001 (△12.4%)
 経常益 987 (△14.2%)
 当期益 692 (△17.0%)
 売上高は前年同期を上回ったが、利益面はパルプ価格や原油価格の上昇により全段階で減益。
○不織布関連事業…売上高は前年同期比△1.9%、セグメント利益は同△8.9%。パルプ不織布原反は、ドリップ吸収シート向け製品の販売減などにより減収減益。パルプ不織布加工品もクッキングペーパーの販売減により減収減益。化合繊不織布は一部の紙おむつ向け製品が軟調に推移したものの、生産効率が改善したことやコスメ向け製品の販売開始により増収増益。
○紙関連事業…売上高は前年同期比+5.3%、セグメント利益は同△57.0%。衛生用紙は、衛生材料向け製品の販売堅調などにより増収となったが、利益はパルプ価格や原油価格の上昇により減益。
●中央紙器工業
〔第2四半期〕
 売上高 6,087 (+3.1%)
 営業益 403 (△15.1%)
 経常益 445 (△11.0%)
 当期益 305 (△7.4%)
〔通期予想〕
 売上高 12,300 (+1.6%)
 営業益 770 (△7.2%)
 経常益 830 (+2.3%)
 当期益 540 (+11.1%)
 国内は自動車関連を中心に物量が増え、また、国内・中国ともに製品価格改定が進んだため増収となったが、利益は、原紙価格の値上がり分を完全回収するには至らず減益となった。セグメント別の業績(前年同期比)は、日本は売上高が+3.0%、セグメント利益が△23.4%、中国は売上高が+3.2%、セグメント利益は前年同期の赤字から黒字転換して300万円。
●大村紙業(非連結)
〔第2四半期〕
 売上高 2,559 (+2.2%)
 営業益  117 (△43.2%)
 経常益   119 (△42.6%)
 当期益  75 (△44.2%)
〔通期予想〕
 売上高 5,554 (+10.4%)
 営業益  309 (+9.0%)
 経常益  310 (+8.4%)
 当期益  192 (+10.9%)
 2Qの段ボールシート生産量は前年同期比△9.6%の2,900万㎡、段ボールケース生産量は同△2.0%の1,900万㎡だった。品目別売上高は、段ボールシート500百万円、段ボールケース1,682百万円、ラベル86百万円、その他(主に包装資材)290百万円。
【紙流通】
●平和紙業
〔第2四半期〕
 売上高 9,309 (+1.2%)
 営業益 81 (+61.0%)
 経常益   123 (+25.2%)
 当期益   76 (+25.4%)
〔通期予想〕
 売上高 19,415 (+1.9%)
 営業益   233 (+10.5%)
 経常益   312 (+1.7%)
 当期益   217 (△24.9%)
 6品目のうち、主力のファンシーペーパーが前年同期実績を上回って他品目のマイナスをカバーし、売上高全体では前年同期をわずかながら上回った。
○ファンシーペーパー…書籍用途やパッケージなど紙器の販売量が増加し、東アジア向けの輸出も好調で、売上高は前年同期比+11.0%。
○ファインボード…高級化粧品や健康食品などのパッケージ向けや書籍用途は堅調だったが、商業印刷物に停滞感があり、売上高は前年同期比△0.1%。
○高級印刷紙…封筒・名刺などの紙製品や東アジア向け輸出は堅調だったが、商業印刷物や書籍用途が伸び悩み、売上高は前年同期比△3.7%。
○ベーシックペーパー…書籍向けや医療品・化粧品パッケージ用途は堅調だったが、一般商業印刷物の需要減退が影響し、売上高は前年同期比△2.5%。
○技術紙…耐水撥水性機能紙が好調に推移したが、合成紙および各種工業品製造用工程紙が減少し、売上高は前年同期比△1.1%。
○その他…家庭紙は概ね前年並みだったが、製紙関連資材や各種紙加工製品が大きく減少し、売上高は前年同期比△23.2%。
●共同紙販ホールディングス
〔第2四半期〕
 売上高 7,212 (△5.4%)
 営業益 27 (+35.1%)
 経常益 47 (+28.3%)
 当期益 116 (+267.6%)
〔通期予想〕
 売上高 16,000 (+3.9%)
 営業益 100 (+18.0%)
 経常益 120 (+11.2%)
 当期益 150 (+24.8%)
  顧客ニーズへのきめ細かい対応と適正価格販売に注力した結果、販売量は、印刷用紙がほぼ前年並みとなったものの情報用紙は減少。売上高は、印刷用紙、情報用紙ともに前年同期を下回った。利益面では、諸経費削減と物流子会社の業績により営業・経常益が改善した。また当期益は、当期で回収可能性があると判断された繰延税金資産8,100万円を計上したことにより大幅増益。セグメント別の売上高(前年同期比)は、洋紙卸売事業が△5.5%、物流事業が+6.1%、不動産賃貸事業が+0.0%。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future12/17号」より
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