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紙の業界ニュース

2019/03/06

決 算

=紙パの第3四半期②=
 前号に続き、紙パ関連各社の2019年3月期第3四半期(2018年4~12月)決算を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙会社】
●北越コーポレーション
〔第3四半期〕
 売上高 206,121 (+2.7%)
 営業益 4,307 (△47.2%)
 経常益 6,150 (△43.0%)
 当期益 3,654 (△47.6%)
〔通期予想〕
 売上高 275,000 (+2.2%)
 営業益 10,000 (△12.4%)
 経常益 13,000 (△6.5%)
 当期益 8,500 (△17.7%)
 海外子会社の販売が好調で増収となったものの、原燃料価格の高騰などにより利益は全段階で減益。
●中越パルプ工業
〔第3四半期〕
 売上高 70,873 (+1.4%)
 営業益 △1,563 〈△1,068〉
 経常益 △1,233 〈△1,124〉
 当期益 △1,295 〈△747〉
〔通期予想〕
 売上高 96,000 (+1.2%)
 営業益 50 〈△1,242〉
 経常益 300 〈△1,293〉
 当期益   200 〈△5,206〉
 パルプ販売に積極的に取り組んだことに加え、包装用紙・壁紙原紙などの価格復元により増収となったが、利益面は木材チップや薬品を始めとする原燃料価格の高止まりや、工場の定期点検停止時の設備更新工事が前年と比べて長期間に及んだことなどから減益となった。
○紙・パルプ製造事業…売上高は前年同期比+1.0%、営業損益は前年同期の赤字から黒字転換(△2,490百万円→2,564百万円)。新聞用紙は販売量・金額ともに前年同期比マイナス。印刷用紙も販売量・金額ともに前年同期を下回った。包装用紙は輸出量を縮小して国内販売量は前年並みを確保、また金額は期後半からの価格復元が寄与してプラス。特殊紙・板紙・加工品等は、需要が堅調な壁紙などで拡販に取り組み、販売量・金額ともに前年同期を上回った。パルプは市況の回復に伴い販売量・金額ともに前年同期を大幅に上回った。
○発電事業…売上高は前年同期比+13.5%、営業利益は同△10.4%。安定操業に努めて増収となったが、木質バイオマス燃料発電設備の定期検査の費用が嵩んで減益。
○その他…売上高は前年同期比△6.5%、営業利益は同△97.5%。
●特種東海製紙
〔第2四半期〕
 売上高 60,402 (+1.6%)
 営業益   2,648 (△16.2%)
 経常益   4,098 (+101.2%)
 当期益 2,619 (+97.5%)
〔通期予想〕
 売上高 80,000 (+1.2%)
 営業益 3,100 (△21.2%)
 経常益 5,000 (+56.2%)
 当期益 3,900 (+77.8%)
○産業素材事業…売上高は前年同期比+0.4%、営業利益は主力の段ボール原紙およびクラフト紙で原価低減などが寄与し、同+17.7%。
○特殊素材事業…売上高は前年同期比+4.0%、営業利益は同△21.1%。特殊印刷用紙は国内市場で主力製品が秋の需要期に堅調に推移したが、販売量・金額ともに前年同期を下回った。特殊機能紙は一部製品で底堅い需要があり、堅調に推移。
○生活商品事業…売上高は前年同期比+0.8%、営業利益は同△53.3%。ペーパータオルは顧客ニーズに沿った製品の提供により、販売量は前年同期を上回った。トイレットペーパーは販売量・価格ともに安定的に推移。一方、利益面は両製品とも原料価格の高騰などにより減益。
 通期予想は、昨年5月公表の前回予想を経常益と当期益で上方修正した。修正額(単位:100万円)は、経常益+1,100、当期益+1,200。営業外損益で持分法による投資利益に変動があり、経常益が前回予想を上回る見込み。加えて、政策保有株式の売却が進捗したため当期益も上方修正した。
【紙加工】
●スーパーバッグ
〔第3四半期〕
 売上高 25,583 (△0.4%)
 営業益 △121 〈412〉
 経常益 △68 〈438〉
 当期益 △82 〈276〉
〔通期予想〕
 売上高 33,000 (△0.2%)
 営業益 △200 〈320〉
 経常益 △150 〈350〉
 当期益 △150 〈209〉
○紙製品事業…売上高は前年同期比△2.8%、セグメント利益は同△48.8%。紙器の販売金額は増加したものの、主力の角底袋や手提袋の販売量・金額は減少。利益は、生産金額・生産利益が減少し、また原材料価格と仕入品価格の上昇に対して販売価格修正が追いつかず、加えて販管費増加もあり減益。
○化成品事業…売上高は前年同期比+2.8%、セグメント利益は同△61.3%。主力のレジ袋の販売金額増加などにより増収。利益は、仕入品価格の上昇に対する販売価格修正のタイムラグや製品不具合の対応に加えて販管費が増加し減益。
○その他事業…売上高は前年同期比△1.7%、セグメント損益は△100万円。
 通期予想は、昨年10月公表の前回予想を下方修正した。修正額(単位:100万円)は、売上高△500、営業益△350、経常益△350、当期益△270。3Qは販売量の計画未達に加え、販売価格も修正時期にタイムラグが生じて業績は当初計画より下振れる結果となった。4Qも急回復は見込めないことから通期予想を下方修正した。
●昭和パックス
〔第3四半期〕
 売上高 16,443 (+5.5%)
 営業益 1,147 (+4.6%)
 経常益 1,281 (+5.1%)
 当期益 903 (+9.4%)
〔通期予想〕
 売上高 21,200 (+2.1%)
 営業益 1,446 (+3.8%)
 経常益 1,545 (+1.5%)
 当期益 1,042 (+1.5%)
○重包装袋…売上高は前年同期比+1.5%、セグメント利益は同+1.1%。クラフト紙袋の売上量は、化学薬品、砂糖・甘味、底貼袋で注力している製粉用途が増えたが米麦袋、合成樹脂用途が減少し、前年同期比△0.8%。子会社の売上量は、九州紙工が同+1.0%、タイ昭和パックスは同+7.8%、山陰製袋工業は同+4.2%。
○フィルム製品…売上高は前年同期比+6.0%、セグメント利益は同+3.8%。売上量は産業用でマスキングフィルム用のHQF、農業用でハウス用のバーナル、サクランボ用などが増加し同+5.6%。
○コンテナー…売上高は前年同期比+22.3%、セグメント利益は同+36.6%。
○不動産賃貸…売上高は前年同期比+0.4%、セグメント利益は同+2.3%。
●大石産業
〔第3四半期〕
 売上高 14,301 (+3.7%)
 営業益 617 (△30.3%)
 経常益 740 (△28.4%)
 当期益 484 (△34.0%)
〔通期予想〕
 売上高 18,800 (+2.4%)
 営業益 870 (△19.4%)
 経常益 1,050 (△16.0%)
 当期益 660 (△27.2%)
 売上高は、フィルム製品、樹脂成型品および段ボール製品の増加により増収。利益面は、原燃料コストの急上昇を受け、販売価格修正を推進したものの転嫁が一部にとどまり、全段階で減益となった。
 通期予想は、昨年5月公表の前回予想を下方修正した。修正額(単位:100万円)は、売上高△1,000、営業益△280、経常益△300、当期益△290。売上高は予想をやや下回って推移しており、また利益面については、国内外で想定を上回る原料コストの値上がりにより、前回発表予想を下回る見通し。
●ニッポン高度紙工業
〔第3四半期〕
 売上高 11,257 (△13.5%)
 営業益 1,195 (△21.4%)
 経常益 1,188 (△20.3%)
 当期益 1,428 (+22.7%)
〔通期予想〕
 売上高 15,200 (△11.3%)
 営業益 1,850 (+8.9%)
 経常益 1,810 (+15.9%)
 当期益 1,950 (+357.0%)
○コンデンサ用セパレータ…売上高は前年同期比+0.6%。車載向けは引き続き堅調に推移したものの、産業機器分野の中国向け受注が減少した。
○電池用セパレータ…売上高は前年同期比+1.6%。省エネ型車両や定置用蓄電池システム向けに使用される大型リチウムイオン電池用は堅調だったが、中国向けなどの大型電気二重層キャパシタ用は低調に推移。
○パルプ…フィリピンのパルプ製造会社を譲渡した影響で売上高は前年同期比△78.9%。
●ハビックス
〔第3四半期〕
 売上高 9,969 (+1.4%)
 営業益 636 (△34.7%)
 経常益 646 (△34.1%)
 当期益 444 (△38.0%)
〔通期予想〕
 売上高 13,725 (+6.7%)
 営業益 1,001 (△12.4%)
 経常益 987 (△14.2%)
 当期益 692 (△17.0%)
○不織布関連事業…売上高は前年同期比△2.1%、セグメント利益は同△8.9%。パルプ不織布原反は、ドリップ吸収シート向け製品の販売減などにより減収減益。パルプ不織布加工品もクッキングペーパーの販売減により減収減益。化合繊不織布も、コスメ向け製品の販売を開始したものの、一部販売先への紙おむつ向け製品が減少したことにより減収減益。
○紙関連事業…売上高は前年同期比+6.5%、セグメント利益は同△53.9%。衛生用紙は、販売量は横ばいだったものの原燃料価格の上昇を受けて価格修正を進めたことにより増収。しかし利益は原燃料価格の上昇分を十分に補えず減益。
●中央紙器工業
〔第3四半期〕
 売上高 9,391 (+3.0%)
 営業益 680 (△0.4%)
 経常益 745 (+15.3%)
 当期益 506 (+36.0%)
〔通期予想〕
 売上高 12,300 (+1.6%)
 営業益 770 (△7.2%)
 経常益 830 (+2.3%)
 当期益 540 (+11.1%)
 自動車関連を中心に拡販が進み、また収益改善の効果も現れた。セグメント別の業績(前年同期比)は、日本は売上高が+3.0%、セグメント利益が△15.5%、中国は売上高が+3.0%、セグメント損益は△18百万円(前年同期は130百万円)。
【紙流通】
●共同紙販ホールディングス
〔第3四半期〕
 売上高 11,288 (△1.6%)
 営業益 34 (+18.6%)
 経常益 58 (+15.6%)
 当期益 111 (+158.3%)
〔通期予想〕
 売上高 16,000 (+3.9%)
 営業益 100 (+18.0%)
 経常益 120 (+11.2%)
 当期益 150 (+24.8%)
 顧客ニーズへのきめ細かい対応と適正価格販売に取り組んだ結果、印刷用紙は販売量・売上高ともに前年同期を上回ったが、情報用紙の販売量減により、全体では減収となった。利益面では、売上減により売上総利益が前年を下回ったが、諸経費の削減と物流子会社の業績改善により、営業益、経常益が増益となった。また、繰延税金資産7,100万円の計上により、当期益は大幅増益。セグメント別の売上高(前年同期比)は、洋紙卸売事業が△1.6%、物流事業が+7.2%、不動産賃貸事業が+0.0%。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/6号」より
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