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紙の業界ニュース

2019/03/26

=日本製紙=江津工場に高機能性セルロース製造設備を新設

 日本製紙は、江津工場(島根県江津市)に機能性セルロース製品・カルボキシメチルセルロース(=CMC、商品名『サンローズ』)の製造設備を新設する。
 投資額は約47億円で、完成予定は2020年11月。これによりCMCの生産体制を再構築し、独自技術で開発した食品用途やリチウムイオン電池向け特殊銘柄など、高付加価値・高品質分野へのシフトを進める。
 CMCは、木質セルロースを原料として得られるアニオン系水溶性高分子。原料が木質由来なので緩やかな生分解性を有し、環境にもやさしい素材として知られている。優れた増粘性・吸水性・保水性を発現することから、食品・衛生用途、工業用途で広く使われており、最近ではリチウムイオン電池用途も伸長するなど、今後の成長が期待されている。
 江津工場は、ケミカル事業の基幹工場として、木材成分を原料に溶解パルプや機能性ケミカル製品を製造してきた。17年9月にはCMCの新たなラインアップとしてセルロースナノファイバー(=CM化CNF、商品名『セレンピア』)の量産設備を稼働しており、今回の生産能力増強により、事業基盤の強化・拡大を目指す。
 
『SPOPS』専用充填機を開発第1号機が液体充填を開始
 
 また日本製紙は、シャンプーなどの“差し替え”容器『SPOPS』の専用充填機を開発、その第1号機が、化粧品などの包装・充填事業を行っている㈱LUCで調整・試運転を完了し、このほど稼働を開始する。
 『SPOPS』は、シャンプーなどの詰替商品に使われているプラスチック・パウチに代わる、新発想の差替式紙パック容器。差替用の紙製カートリッジと専用ディスペンサーで構成され、中身がなくなったら、ディスペンサーを新しいカートリッジに差し込むだけなので、詰替え時間を従来の約1/4に短縮でき、中の液体をこぼす心配もない。また、直方体の箱型なので隙間なく積み重ねられ、運送時の容積を約45%削減できる。素材は紙がメインでリサイクルでき、プラスチックの使用量を減らせるなど、シャンプーやボディソープのメーカーにとっては環境面でも訴求効果も高い。
 『SPOPS』本体は2016年に開発され、その後、専用充填機の開発が進められていたが、このほど完成したもの。日本製紙は今後も、化粧品・日用品メーカーに『SPOPS』の採用を働きかけていく方針。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future3/25号」より
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