北越コーポレーションは、3月末で停機していた新潟工場6号抄紙機を、他の国内製紙メーカーへのOEM供給を主目的に、5~6月の期間限定で再稼働させる。
同社は昨秋公表した通り、国内印刷用紙の需要減少を背景に、生産体制再構築のため3月末で同機を停機していた。しかし現状は、国内製紙メーカーの印刷用紙供給能力削減に加え、昨年来の自然災害や諸事情により、印刷用紙の供給量が極端に不足している。 こうした事態を受けて、製紙メーカーとして供給責任の一端を果たすべく、他メーカーへのOEM供給を主目的に再稼働するもの。
同社では「今後も国内需給バランスの適正化を目指すとともに、さらなる高効率操業とコストダウンを進める」としている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/27号」より