投資手法の一つとして、ESG投資(E=環境、S=社会、G=ガバナンス)が世界的に注目を集める中、王子ホールディングスと日本製紙がこのほど、世界的に有名なESG投資インデックス(指数、指標)である「FTSE4Good Index」(フッツィー・フォー・グッド)などの構成銘柄に選定されたことを公表した。FTSE4Good Indexは、世界的なインデックス会社であるFTSE Russell社が開発したインデックスで、ESG活動で優れた企業が選定される。
王子HDと日本製紙の発表内容は次記の通り。
■王子ホールディングス
「FTSE4Good Index Series」および「FTSE Blossom Japan Index」の構成銘柄に選定された。王子が獲得したスコアは5点満点中の4.3点で、「FTSE Blossom Japan Index」全179の選定銘柄中5番目となり、製造業では最も高かった。「FTSE Blossom Japan Index」は、世界最大規模の年金基金である年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が選定するESG投資指数の一つ。
■日本製紙
①GPIFがESG投資に当たり採用している、「FTSE Blossom Japan Index」を含む4つの指数すべての構成銘柄に選定。
②「FTSE4Good Index Series」の構成銘柄にも継続選定。
③欧州で証券取引所の運営および金融サービス提供を行うEuronext社と企業の社会的責任を評価するVigeo Eiris社による持続可能性評価指標「Euronext Vigeo index: World 120」の構成銘柄にも継続選定。
また、社会的責任投資(SRI)推進団体であるForum Ethibelが運営する投資ユニバース(組み入れ候補の銘柄群)「Ethibel EXCELLENCE」にも継続選定されている。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/5号」より