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紙の業界ニュース

2019/09/12

決  算

=紙パの第1四半期③=
 前号に続き、紙パ関連各社の2020年3月期第1四半期決算(19年4~6月)を紹介する。以下、連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【紙流通】
■日本紙パルプ商事
〔第1四半期〕
 売上高 133,918 (+4.7%)
 営業益 2,712 (+13.3%)
 経常益 2,594 (△3.7%)
 当期益 2,065 (+35.3%)
〔通期予想〕
 売上高 560,000 (+4.6%)
 営業益 13,300 (+23.1%)
 経常益 13,000 (+20.9%)
 当期益   7,500 (+93.7%)
○国内卸売…紙・板紙販売量は天候不良などによる需要減少が見られたものの、販売価格の修正により売上高は前年同期比+1.6%。経常利益は、洋紙・板紙の価格修正が浸透し同+7.7%。
○海外卸売…前4Qに連結化した海外子会社の業績が反映されていることや、北米事業の販売伸長などにより、売上高は前年同期比+11.2%。経常損益は、支払利息の増加や為替差損の計上などにより赤字化して△70百万円(前年同期は769百万円)。
○製紙および加工…売上高は段ボール加工事業の販売量増加などにより、前年同期比+6.2%。経常利益は、板紙製造事業で原料古紙価格が低位安定したことや段ボール原紙の販売好調により同+30.3%。
○資源および環境…売上高は前年同期比△7.6%、経常利益は同△78.4%。
○不動産賃貸…新たに稼働した2つの新ビルの賃貸料収入が加わり、売上高は前年同期比+83.5%、経常利益は同+215.1%。
■国際紙パルプ商事
〔第1四半期〕
 売上高 92,254 (+0.5%)
 営業益 469 (+23.2%)
 経常益 624 (+31.3%)
 当期益 606 (+120.7%)
〔通期予想〕
 売上高 387,000 (+0.5%)
 営業益 2,000 (△12.3%)
 経常益 2,100 (△16.6%)
 当期益 2,200 (△11.9%)
○国内拠点紙パルプ等卸売事業…売上高は前年同期比△0.2%、営業利益は同+23.5%。紙は、電子媒体普及に伴う需要減の影響を受けたが、価格修正により売上高は増加。板紙は、価格修正が寄与した一方、インバウンド需要の縮小や輸出の減少が影響し、売上高は減少。製紙原料のうち、古紙は中国の輸入規制に伴い日本国内の在庫が増加し、販売量および売上高が減少。パルプも、高止まりしていた販売単価が下落し、売上高は減少。
○海外拠点紙パルプ等卸売事業…売上高は前年同期比+3.2%、営業利益は同△93.0%。香港は前年同期とほぼ同水準の販売を維持。米国は塗工紙・古紙が伸長。中国では上質・塗工紙の販売が好調だった。利益面は、厳しい価格競争などにより全般的に利益が落ち込み、減益となった。
○不動産賃貸事業…売上高は前年同期比△0.1%、営業利益は同△5.8%。
■平和紙業
〔第1四半期〕
 売上高 4,484 (△1.4%)
 営業益  △5 〈12〉
 経常益  36 (△16.6%)
 当期益  19 (△18.0%)
〔通期予想〕
 売上高 19,400 (+1.5%)
 営業益  260 (+2.1%)
 経常益  344 (+0.8%)
 当期益  238 (+5.4%)
○ファンシーペーパー…高級パッケージや製袋用途は堅調に推移したが、書籍装丁用途や東アジア向けの輸出が伸び悩み、売上高は前年同期比△9.4%。
○ファインボード…化粧品や食品などの高級パッケージ向けの販売量が増加。また、各種販促物や商業印刷用途も堅調に推移し、売上高は前年同期比+4.0%。
○高級印刷紙…紙製品やパッケージ用途が堅調だったが、商業印刷や書籍装丁用途の販売量が伸び悩み、売上高は前年同期比△6.0%。
○ベーシックペーパー…商業印刷物、書籍、医療・化粧品パッケージ用途や紙製品用途が堅調に推移、価格修正の影響もあり、売上高は前年同期比+10.8%。
○技術紙…耐水撥水性機能紙が低調だったが、合成紙や各種工業品製造用工程紙の販売量が増加し、売上高は前年同期比+0.4%。
○その他…家庭紙の販売量は増加したが、製紙関連資材や各種紙加工製品の販売量が減少し、売上高は前年同期比△8.0%。
■共同紙販ホールディングス
〔第1四半期〕
 売上高 4,263 (+16.4%)
 営業益 51 (約12.8倍)
 経常益 69 (+229.3%)
 当期益 45 (△55.9%)
〔通期予想〕
 売上高 16,000 (+3.5%)
 営業益 120 (+9.2%)
 経常益 150 (+11.1%)
 当期益 100 (△37.6%)
  在庫確保に苦慮したものの、販売量は印刷用紙・情報用紙ともに前年同期を上回り、売上高も価格修正が浸透したことにより改善した。利益面では、売上総利益の増加により、営業利益、経常利益は増益となったが、当期純利益は法人税等調整額が7,400万円減少し減益。セグメント別売上高は、洋紙卸売事業が前年同期比+16.6%、不動産賃貸事業が同△0.3%、物流事業が同+4.3%。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/9号」より
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