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紙の業界ニュース

2019/09/24

=王子ホールディングス=清水建設と共同で紙製の仮設資材を開発

 王子ホールディングスはこのほど、紙を活用した仮設施工技術『KAMIWAZA』を、清水建設と共同で開発した。
 『KAMIWAZA』は、土木現場の仮設資材に紙素材を活用する技術。鋼材や木材の代替として、取扱いが容易な紙素材を使用することで、作業員の負担を軽減し仮設施工の生産性を向上できる。仮設資材に活用する主な紙素材は、王子インターパック製の『HiPLE-ACE』や王子キノクロス製の『ハトシート』。
 『HiPLE-ACE』は重量物包装資材として利用される3層構造の段ボール材で、衝撃吸収性能と強度に優れる。活用事例としては、工事現場でのガードマンボックスや、道路トンネル現場のトンネル風門(写真下)などがある。山岳トンネルの坑内に仮設するトンネル風門は、トンネル貫通時に生じる急激な風の流れを止めるために使用され、従来工法では鋼材などをクレーン車で吊り上げながらトンネル断面を塞ぐ壁を構築するためにナイロン製の専用バルーン(使い捨て)を使用していた。しかし『HiPLE-ACE』なら、事前構築した支保工に段ボール部材(約1㎡)をワンタッチ固定することで、約100㎡のトンネル風門を高所作業車のみで構築できる。また、段ボールはリサイクルでき、コストも従来工法の約半分で済む。
 また『ハトシート』は、主原料に木材パルプを使用した不織布で、吸収した液体の拡散性、保持力、揮発性をコントロールできる。ダム工事などの山岳部土木工事で、骨材貯蔵設備などを覆うシートで効果を発揮する。コンクリート材料用の骨材貯蔵設備では、太陽光による温度上昇を防ぎコンクリート品質を安定させるため、一般的に遮光用の黒色ネットなどで設備を覆うが、『ハトシート』を活用したアースカラークールシートは、“黒”ではなく緑や茶色などのアースカラーで猛禽類の保全対策を図りながら、袋内に取り付けた『ハトシート』に水を含ませることで骨材貯蔵設備の温度上昇を防ぐことができる。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/23号」より
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