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紙の業界ニュース

2019/11/26

決 算

=紙パの第2四半期①=
 紙パ関連各社の2020年3月期第2四半期決算(19年4~9月)の発表が始まった。今号より順不同で紹介していく。以下、数値は連結ベース、単位100万円、( )内は対前年同期増減率、〈 〉内は前年同期の実績値。
【製紙会社】
■王子ホールディングス
〔第2四半期〕
 売上高 760,206 (△0.2%)
 営業益 55,580 (+1.7%)
 経常益 51,341 (△3.9%)
 当期益 28,839 (+7.8%)
〔通期予想〕
 売上高 1,600,000 (+3.2%)
 営業益 110,000 (△0.2%)
 経常益   110,000 (△7.1%)
 当期益   60,000 (+15.4%)
 国内事業で価格修正効果があったが、海外事業のパルプ市況軟化などにより売上高は微減。海外売上高比率は、前年同期を2.0ポイント下回る30.4%。営業利益は海外事業が減益だったものの国内の増益によりプラス。経常利益は為替差損の増加などにより減益。四半期純利益は法人税等調整額約△30億円の計上によりプラス。
○生活産業資材…売上高は前年同期比+2.9%、営業利益は価格修正効果により同+81.8%。国内事業は、段原紙・段ボール販売量は増加、白板紙は国内販売が減少したが輸出は前年並、包装用紙も国内販売が減少したが輸出は増加、紙おむつ販売量は、子供用が増加したが大人用は減少。家庭紙は、販売量は減少したが売上高は増加。海外事業は、段原紙は東南アジアで販売量が増加したが売上高は減少。段ボールは、オセアニアで販売が増加。
○機能材…売上高は前年同期比△2.1%、営業利益は原燃料高で同△21.8%。国内事業は、特殊紙は電子部品・半導体向けが低調で輸出も減少。感熱紙の販売量は前年並み。海外事業は、感熱紙販売量が欧州で減少したが北米・南米では増加。
○資源環境ビジネス…売上高は前年同期比△6.6%、営業利益はパルプ市況軟化などにより同△32.7%。
○印刷情報メディア…売上高は前年同期比△0.2%、営業利益は価格修正効果などにより同55億円増益の29億円。
■日本製紙
〔第2四半期〕
 売上高 524,876 (△0.1%)
 営業益 15,195 (+29.0%)
 経常益 15,361 (+17.6%)
 当期益 9,645 〈△6,028〉
〔通期予想〕
 売上高 1,070,000 (+0.1%)
 営業益 30,000 (+52.9%)
 経常益 28,000 (+17.1%)
 当期益 13,000 〈△35,220〉
○紙・板紙事業…売上高は前年同期比△1.0%、営業損益は黒字転換し3,644百万円(前年同期は△2,538百万円)。洋紙は新聞の部数減や印刷用紙の広告需要低迷などにより、板紙は天候不順などにより、いずれも国内販売量が前年同期を下回った。
○生活関連事業…売上高は前年同期比+4.6%、営業利益は同△27.0%。家庭紙は、ティシュやトイレットペーパーが堅調で販売量が増加。液体用紙容器の販売量は減少。溶解パルプ(DP)は海外需要低迷を受け減少したが、機能性フィルムは国内販売量が増加。
○エネルギー事業…売上高は前年同期比△10.8%、営業利益は同△27.0%。発電設備の運転日数減少や固定費の負担増により減収減益。
○木材・建材・土木建設関連事業…売上高は前年同期比+1.9%、営業利益は同+12.5%。
 通期予想は、5月発表の前回予想から売上高を下方修正した。修正額(単位:100万円)は△50,000。円高や海外市況の悪化により紙・板紙の輸出売上高が減少したことや、板紙の国内販売量が減少したことを踏まえて修正した。
【紙加工】
■レンゴー
〔第2四半期〕
 売上高 337,977 (+5.4%)
 営業益 21,222 (+39.9%)
 経常益 22,319 (+34.2%)
 当期益 14,877 (+34.3%)
〔通期予想〕
 売上高 700,000 (+7.2%)
 営業益 35,000 (+38.4%)
 経常益 37,000 (+34.8%)
 当期益 25,000 (+45.7%)
○板紙・紙加工関連事業…売上高は前年同期比+7.9%、営業利益は同+55.1%。燃料価格の上昇や固定費の増加はあるものの、製品価格の改定などにより増収増益。
○軟包装関連事業…売上高は前年同期比+3.6%、営業利益は同+49.8%。製品価格改定などにより増収増益。
○重包装関連事業…売上高は前年同期比△1.5%、営業利益は同△8.1%。樹脂製品の販売量減少などにより減収減益。
○海外関連事業…売上高は前年同期比△2.5%、営業利益は同△9.1%。中国での需要低迷などにより減収減益。
○その他の事業…売上高は前年同期比+4.2%、営業利益は同+4.2%。運送事業の採算改善などにより増収増益。
■リンテック
〔第2四半期〕
 売上高 118,765 (△5.1%)
 営業益 6,948 (△29.3%)
 経常益 6,490 (△35.8%)
 当期益 4,542 (△36.6%)
〔通期予想〕
 売上高 237,000 (△5.6%)
 営業益 13,500 (△24.9%)
 経常益 12,500 (△30.5%)
 当期益 9,000 (△30.4%)
 2Q業績は、半導体・電子部品関連市場の生産調整の影響が大きく減収減益となった。
○印刷材・産業工材関連…売上高は前年同期比+1.9%、営業利益は同△63.4%。シール・ラベル用粘着製品は、国内では宅配・通販関連が堅調に推移し、海外では米国、アセアン地域が堅調。ウインドーフィルムは国内外ともに堅調。自動車用粘着製品は低調。
○電子・光学関連…売上高は前年同期比△14.9%、営業利益は同△24.8%。半導体関連粘着テープ・関連装置は減少。積層セラミックコンデンサ関連テープも大幅減少。光学ディスプレイ関連粘着製品も低調だった。
○洋紙・加工材関連…売上高は前年同期比△3.6%、営業利益は同△2.4%。洋紙事業部門は、封筒用紙や耐油耐水紙が順調でプラス。加工材事業部門は、一般粘着製品用剥離紙や光学関連製品用剥離フィルムが低調でマイナス。
 通期予想は、5月に公表した前回予想を、売上高と利益の全体で下方修正した。修正額(単位:100万円)は、売上高△23,000、営業益△5,500、経常益△6,000、当期益△4,500。電子・光学関連製品が、メーカーの生産調整や設備投資抑制により低調に推移する見込み。
■トーモク
〔第2四半期〕
 売上高 83,332 (+5.6%)
 営業益 1,663 (+17.5%)
 経常益 1,735 (△3.9%)
 当期益 975 (△5.4%)
〔通期予想〕
 売上高 185,000 (+7.8%)
 営業益 7,600 (+46.0%)
 経常益 8,000 (+42.8%)
 当期益 5,000 (+12.0%)
○段ボール…売上高は前年同期比+9.3%、営業利益は同+3.6%。製品価格の改定により増収増益。生産量も、シート販売が増加し、食品や通販・宅配向けなどの需要が増加したため、全国の伸び率を上回り、自社の前年同期比もプラス。
○住宅…売上高はリフォーム部門の増収により前年同期比+4.4%。営業損益は、上半期はコストが先行する住宅事業の特性もあり△1,835百万円(前年同期は△2,102百万円)。
○運輸倉庫…売上高は取扱数量の減少により前年同期比△1.9%。営業利益は、車両不足や在庫量増加による費用増もあり、同△5.5%。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/25号」より
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