王子ホールディングスは石塚硝子㈱と協同で、紙容器関連事業の合弁会社を設立し、今秋を目処に事業をスタートさせる。
合弁会社は石塚硝子が60%、王子HDが40%を出資し、「紙容器の製造・販売および紙容器に係る充填機械の販売・メンテナンス」事業を展開していく。年間売上高は70億円程度を想定しており、兵庫県神崎郡福崎町に製造拠点を置く。事業開始予定は2020年9月21日。
近年、世界的な環境意識の高まりから紙素材の製品も多数開発されている。王子HDと石塚硝子は、両社の経営資源とノウハウを活用し、紙容器関連事業の基盤強化および新製品開発による新領域への進出、将来的には海外での事業拡大を図る。なお、同事業の原材料として、現在、石塚硝子が調達しているラミネート原紙は、今後段階的に王子製品に切り替える予定。
【石塚硝子】▽所在地:愛知県岩倉市川井町1880▽代表者:石塚久継代取社長執行役員▽事業内容:ガラスびん・ガラス食器・紙容器・プラスチック容器・セラミックス製品の製造販売▽資本金:63億4,400万円
株式会社 紙業タイムス社 「Future1/27号」より