凸版印刷はこのほど、AWL㈱と共同で、AIカメラを活用した画像解析により、感染症拡大抑止を目的にした新たなサービスの実証実験を開始した。
実証実験の第1弾は、トッパン小石川ビルの従業員通用口で、入館する従業員と関係者を対象に、オフィス入館時のマスク装着/未装着を自動判定し、未装着の場合は受付にアラートを表示する「マスク装着検出・アラート表示」の実証を実施。これにより、入館時のマスク装着の徹底を効率的に行う。
第1弾実証実験は5月7日までの予定で、ここで得られた知見をもとに、AIカメラを活用した感染症拡大抑止サービスを、企業や団体向けに5月を目標に提供開始する。さらに、サーモグラフィーを使った発熱者検出や、人物間距離計測による密集検知・予測など、サービスをアップデートしていく。
■今後の展開
①実証実験の継続…▽従業員通用口での発熱検知▽任意の場所での密集度計測▽任意の特定場所の混雑状況の把握▽人物間距離の計測▽人物同士の接触回数計測▽アルコール消毒実施の検知
②第1弾「マスク装着・アラート表示」の外販
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/11号」より