巴川製紙所はこのほど、光通信機器・コネクタ用清掃ツール『Optres(オプトレス)』シリーズから、『Optres Handy』の販売を開始する。
同社は、これまで培ってきた塗工技術や接着技術をもとに、新時代の光通信伝達分野に向けて、光通信技術をサポートする新製品を提案、提供している。Optresシリーズは、光コネクタや光トランシーバのプラグ内のチリやゴミを取り除く新しいクリーニングツール。チリやゴミは通信時の伝送特性に悪影響を与えるため、清掃は非常に重要だが、Optresはチリやゴミを“くっつけて取る”という新手法で、従来の拭取り式などに比べて効率的かつ確実に清掃を行えるという特長がある。用途と清掃対象物に応じて、Optres光トランシーバー(単心スタブタイプ)、Optres Pad(光コネクタ用据置きPadタイプ)を提供してきたが、それらに続く新製品が『Optres Handy』。市場が急速に伸びている大容量光通信用多心(MPO)コネクタ向けの、まったく新しいタイプの製品だ。
『Optres Handy』は業界初の粘着テープ式クリーナーで、500回以上連続使用できるほか、1台でガイドピンの有無、12心/16心に関わらず使用できる。同社では、「海外での展示会に出品するなど、販路拡大に向けて活動していく」方針。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/11号」より