大王製紙グループの三浦印刷は、ミウラクリエイトと三菱地所リアルエステートサービスの合併を決めた。合併方式は三菱地所リアルエステートサービスを存続会社とする吸収合併で、ミウラクリエイトは消滅する。4月26日に合併契約を結んでおり、合併期日は7月1日の予定。合併に伴う割当は、ミウラクリエイト(発行済株式数200万株)の普通株式1株につき1,000円を金銭にて割当交付する。したがって売却金額は20億円になる。ミウラクリエイトは三浦印刷の100%子会社で、三浦印刷は大王製紙の100%子会社。三菱地所リアルエステートサービスは三菱地所の100%子会社。
大王製紙グループは、ホーム&パーソナルケア事業や板紙・段ボール事業など、成長分野へ重点的に経営資源を投入し、“選択と集中”を進めている。ミウラクリエイトは「ミウラパーキング」ブランドで駐車場運営事業を展開しており、東京を中心に全国395事業地、2,553車室(2018年1月末時点)を持つ。パーキング業界は、今後も成長が予想される一方、競争環境は厳しさを増している。同社は、駐車場運営が継続して発展するためには業界に精通する新たなパートナーが必要であるとの認識のもと、検討を進めてきた結果、広範な不動産ネットワークを持つ三菱地所リアルエステートサービスは最適と判断し、今回の合併を決めた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future5/25号」より