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紙の業界ニュース

2020/06/17

決 算

=紙パの2020年3月期・=
 前号に続き、紙パ関連各社の2020年3月期決算(19年4月~20年3月)を紹介する。以下、連結、単位100万円、( )内は対前期増減率、〈 〉内は前期の実績値。
■王子ホールディングス
〔2020年3月期〕
 売上高 1,507,607 (△2.8%)
 営業益 106,125 (△3.7%)
 経常益 101,289 (△14.4%)
 当期益 58,181 (+11.9%)
〔2021年3月期予想〕
 売上高 1,400,000 (△7.1%)
 営業益 90,000 (△15.2%)
 経常益   80,000 (△21.0%)
 当期益   50,000 (△14.1%)
 国内事業で価格修正効果があったが、海外事業のパルプ市況軟化などにより減収。海外売上高比率は、前期を2.1ポイント下回る29.9%。営業利益は、国内事業は増益だったものの海外が減益となりマイナス。経常利益は、持分法による投資利益の減少などもあって二桁減。当期純利益は、減損損失の減少などにより増益。
○生活産業資材…売上高は前期比+0.7%、営業利益は価格修正効果により同+82.7%。国内事業の販売量は、段原紙・段ボールは増加、白板紙と包装用紙は国内販売・輸出ともに減少。紙おむつは、子供用は国内販売が減少したが輸出は増加、大人用は減少。家庭紙は、販売量は減少したが価格修正効果で増収。海外事業は、段原紙は東南アジアで販売量が増加したが売上高は減少し、オセアニアでは販売量が減少、段ボールは東南アジアが堅調でオセアニアは横ばい。
○機能材…売上高は前期比△4.2%、営業利益は一部製品の減販などにより同△16.4%。国内事業の販売量は、特殊紙は電子・工業部門向けが低調で減少し、輸出も減少。感熱紙の販売量は増加。海外事業は、感熱紙販売量が欧州・東南アジアで減少したが北米・南米では増加。
○資源環境ビジネス…売上高は前期比△12.5%、営業利益はパルプ市況軟化により同△55.4%。
○印刷情報メディア…売上高は前期比△3.4%、営業利益は価格修正効果で161億円増益の113億円。
 2021年3月期は、新型コロナの影響で新聞用紙、印刷情報用紙、中国の印刷用紙の販売量が大幅に減少し、下半期で緩やかに回復を始めると見込んだ。為替レート、原燃料価格、パルプ市況は足元の水準が継続すると見ている。
■中越パルプ工業
〔2020年3月期〕
 売上高 95,140 (△1.6%)
 営業益 2,057 〈△397〉
 経常益 1,985 (約16.4倍)
 当期益 919 (+27.4%)
〔2021年3月期予想〕
~未定~
 パルプ市況軟化や紙・パルプ販売量減により減収となったが、印刷用紙の価格復元などにより増益。
○紙・パルプ製造事業…売上高は前期比△1.9%、営業損益は518百万円(前期は△1,982百万円)。新聞用紙は販売量・金額ともに減少。印刷用紙は、販売量は減少したが価格復元が寄与し金額は増加。包装用紙は国内販売量が減少したが価格復元が収益に寄与。特殊紙・板紙・加工品等は販売量・金額ともに前年並み。パルプは販売量・金額ともに減少。
○発電事業…売上高は前期比+0.8%、営業利益は同△1.5%。
○その他…売上高は前期比+0.9%、営業利益は同△2.0%。
 2021年3月期予想は、新型コロナの影響により、現時点で合理的な算定が難しいため未定とした。
■特種東海製紙
〔2020年3月期〕
 売上高 80,603 (△1.6%)
 営業益 2,870 (△8.7%)
 経常益 5,389 (+0.7%)
 当期益 3,694 (△12.3%)
〔2021年3月期予想〕
 売上高 81,000 (+0.5%)
 営業益 2,000 (△30.3%)
 経常益 未定
 当期益 未定
○産業素材事業…売上高は前期比△4.7%。営業利益は同△7.7%。段原紙とクラフト紙は、日本東海インダストリアルペーパーサプライ向けの売上げが減少し減収。利益はパルプの外販価格低下で減益。
○特殊素材事業…売上高は前期比△2.9%、営業利益は同△23.8%。特殊機能紙は、海外向け一部製品の販売順調、新規セキュリティー用紙の販売開始などにより、販売量・金額ともに増加。特殊印刷用紙は販売量・金額ともに減少。利益面は、新商品上市に係る工場能率への影響、新ガスエンジン稼働に伴う一時的な固定費増、試験研究費の増加、物流費増などにより減益。
○生活商品事業…売上高は前期比△1.5%、営業利益は同+91.5%。ペーパータオルは、価格修正を進めた影響で販売量が減少。トイレットペーパーは販売量が堅調で、値上げ効果もあり大幅増益。
 2021年3月期は、新型コロナの影響で特殊印刷用紙が上期に大きく落ち込み(下期は徐々に回復)、特殊機能紙は一部製品の輸出が期を通して一定比率で減少すると想定した。新型コロナがなければ売上高830億円、営業利益31億円を見込んでいた。また持分法投資損益は現段階では算定が難しいため、経常益と当期益は未定とした。
 また、5月中に開催予定だった「2020年3月期決算説明会」を中止し、併せて、同日に発表を予定していた第5次中期経営計画についても、不確定要素が多いことから発表を延期している。なお決算説明については、説明会に係る動画を、関連資料も含めて6月上旬にホームページで掲載するとした。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future6/17号」より
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