コクヨはこのほど、「コクヨデザインアワード2018」の優秀賞受賞作『白と黒で書くノート』を商品化し、東京・千駄ヶ谷のショップ&カフェ「THINK OF THINGS」と、コクヨ公式オンラインショップ「コクヨショーケース」(kokuyo.jp/kda/)で販売開始した。
『白と黒で書くノート』は、灰色の紙に黒と白の文字を書けるノート。紙の色に対して暗い色の文字と明るい色の文字は同時に読みにくいという“視覚”が持つ性質を利用し、黒字と白字の使い分けによって視認性をよくしたり、白と黒で光と影を表現できるため立体物を描くのにも適している。また、PC画面を意識した見開き時16:10の特殊サイズで、フラットに開けるため、アイデアのまとめなどにも便利。5・方眼罫、50枚、900円(税抜)。
2002年にスタートしたコクヨデザインアワードは、プロダクトデザインの国際コンペティションとして成長しており、受賞作から「カドケシ」、「和ゴム」などのヒット商品も誕生している。2018年のコクヨデザインアワードでは、境界のあり方が変化している現状に着目し、「BEYOND BOUNDARIES」(境界を越える)というテーマで文具・家具・道具全般を募集した。『白と黒で書くノート』は視覚が持つ境界を利用した、新しい“使い心地”が高い評価を受けた。
株式会社 紙業タイムス社 「Future7/6号」より