環境（Environment）、社会（Social）、企業統治（Governance）の頭文字を取ったESG投資や、社会的責任投資（SRI＝Socially Responsible Investment）が重要視される中、紙パおよび関連企業がESG投資指数の構成銘柄に選定されるケースも増えている。また、選定された企業の多くは、“企業価値”の証としてその旨を公表している。直近で発表のあった日本製紙、王子製紙、凸版印刷の動向をまとめた。

■日本製紙

＊社会的責任投資（SRI）の推進団体、Forum Ethibelの投資ユニバース「Ethibel Investment Register」で、「Ethibel EXCELLENCE」に継続選定されたほか、さらに上位ランクの「Ethibel PIONEER」にも初選定。

＊次の・～・のESG投資指数の構成銘柄に、昨年に続き選定された。・年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）が採用している、｢FTSE Blossom Japan Index｣などの4つの指数　・「FTSE4Good Index Series」　・ユーロネクストとVigeo Eirisによる持続可能性評価指標「Euronext Vigeo index: World 120」

■王子ホールディングス

＊「FTSE4Good Index Series」と｢FTSE Blossom Japan Index｣の構成銘柄に、昨年に引き続き選定された。

＊SOMPOアセットマネジメントの「SOMPOサステナビリティ・インデックス」の構成銘柄に、昨年に引き続き選定された。

■凸版印刷

＊「SOMPOサステナビリティ・インデックス」の構成銘柄に、2012年度の同インデックス運用開始から9年連続で選定された。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future7/27号」より