小津産業はこのほど、2018年に公表した「小津グループ中期経営計画2021」の最終年度(2021年5月期)の数値計画を、次記の通り下方修正した(単位:億円)。
修正前 修正後
売上高 440 400
営業益 9 6
同社では、修正の理由として、次のような経営環境の変化を挙げている。
エレクトロニクス分野では、米中貿易摩擦の激化により海外の工場稼働率が低下していたところ、新型コロナの拡大により、さらなる稼働率低下を招いた。テレワークの拡大や5Gの進展により情報通信分野は需要増が期待できるものの、東南アジアでの工場稼働率の向上は時期が見通せない。コスメティック分野では、東アジア向けおよび国内向けの販売が減少する中、インバウンド需要の急回復は期待できず、東アジア市場での販売回復には時間を要する見込み。
家庭紙・日用雑貨事業は、取引先による商流の変更や物流費高騰の影響を大きく受ける見込み。
株式会社 紙業タイムス社 「Future8/3号」より