製紙パレットのスムーズな回収・再利用を目的に、製紙7社が出資して運営している㈱製紙パレット機構は6月18日、新型コロナ禍の折、書面決議にて第44回定時株主総会を開催した。事業報告などは原案通り承認され、新任取締役1名が選任された。

◎新任取締役：藤浦貴夫（三菱製紙）

◎退任監査役：淵脇隆樹（三菱製紙）

　2019年度のパレット回収・納品実績は、紙製品の出荷減はあったが、メーカーと一体となった啓蒙による大手印刷会社からの回収増もあり、5地区合計で回収が前年比△2.0％の449万252枚、納品が同△0.2％の452万6,607枚と、ほぼ前年並みを維持した。

　過去3事業年度の地区別納品実績は次の通り（単位：千枚、単位未満四捨五入）。

2017 2018 2019

　関東 3,140.6 3,091.5 3,068.5

　関西 634.4 631.7 631.1

　中部 476.9 464.6 476.2

　札幌 149.9 149.5 144.9

　九州 191.9 201.0 205.9

　合計 4,591.0 4,534.0 4,526.6

　2019年度に製紙パレットの回収・納品で優秀な実績を収めた協力会社は次の通り。

■東北地区…▽協和運輸倉庫〈高橋大輔/代取社長〉

■関西地区…▽玉村運輸〈玉村光/代取〉▽大京倉庫〈田中明彦/代取社長〉▽谷川運輸倉庫京滋事業部〈片田和徳/事業部長〉

■中部地区…▽平田倉庫名古屋支店〈稲田英穂/取締役支店長〉▽高山運輸〈高山智司/代取社長〉

■九州地区…▽日本紙運輸倉庫九州支店〈坂本誠一/支店長〉▽東福運送〈加藤満/代取〉

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future8/3号」より