大王製紙グループのダイオーエンジニアリングはこのほど、同社が提供しているRFIDソリューションサービス「SpeeMa(スピーマ)」のラインアップに、プラスチックフィルムを使わない、紙製RFIDタグ「SpeeMa Eco Label(スピーマ エコ ラベル)」を追加した。
RFIDタグの多くは、アルミニウムアンテナを固定させるための基材としてプラスチックフィルムが使われているが、プラスチック削減の動きが広がる中、中国のBaijieteng Technology Corporation (=BJT社)が、紙基材上にカーボンを含むインキでインレイ(ICチップにアンテナを接続したもの)を形成する技術を開発。ダイオーエンジニアリングは、BJT社にアンテナデザインを提供し、「SpeeMa Eco Label」を完成させた。
「SpeeMa Eco Label」には、“プラスチック不使用”のほか、○製造工程で化学薬品を使わない ○再剥離するとインレイが破壊されるので不正なICタグの貼替えを防止できる ○紙化によるコスト増を抑え従来のRFIDタグと同等価格を実現といった特徴もある。
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/7号」より