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紙の業界ニュース

2020/09/29

=ユポ・コーポレーション=紙用油性インキで両面印刷“夢のユポ”が販売開始

 ユポ・コーポレーションは9月1日、合成紙ユポの新製品として、紙用油性インキで両面印刷が可能な、油性オフセット印刷用グレード『スーパーユポダブル』(型番:FRBW)を発売した。
 『スーパーユポダブル』は、ユポの持つ優れた耐久性、耐水性、印刷再現性はそのままに、専用の合成紙用インキを使用しなくても、紙用油性インキで両面印刷できる合成紙。また、バイオマス樹脂を一部配合したユポグリーンシリーズなので、CO2排出量削減にもつながる。
 従来、ユポの主原料である合成樹脂は、油性インキに含まれる溶剤の影響を受けるため、印刷には酸化重合型の「合成紙用インキ」が必要だった。しかし、国内のオフセット印刷の多くは油性インキを使用している。そのため同社では、創業当初から「油性オフセット機で印刷できる合成紙の実現」を夢に研究開発を続けてきた。
 同社では“夢”の実現に向け、その第一歩として2002年、片面限定で紙用油性インキが使用できる『スーパーユポ』を開発、屋外ポスター用途などで活用されてきた。しかし両面印刷については、表面の絵柄が裏面にうつるなどの問題が生じ、必ずしもユポが持つ優れた印刷再現性を十分に発揮できていなかった。
 新製品の『スーパーユポダブル』は、インキの浸透に関する新技術によって裏うつりを低減、紙用油性インキでのきれいな両面印刷が、ユポ史上初めて可能となった。これにより、合成紙用インキの購入コストやインキ交換の手間を削減し、現状の印刷機器・材料でユポを両面印刷できるようになった。またインキ速乾性は、従来の『スーパーユポ』と同様の速乾性を保っており、乾燥時間は、合成紙用インキを使用する両面印刷の従来品『ウルトラユポ』と比較し、約4割短縮できる(ウルトラユポ:5~7時間、スーパーユポダブル:3~4時間)。
 同社では、『スーパーユポダブル』を「オフセット印刷機で紙用インキを用いて表裏印刷できる“水に強く破れにくいプリントメディア”」として、現在一般紙が使用されている用途に展開していく考えで、2024年度販売量800tを目指す。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future9/28号」より
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