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紙の業界ニュース

2020/10/06

決 算

=12月決算企業の2Q業績=
 紙パ関連12月決算企業の2020年12月期第2四半期業績(20年1~6月)を紹介する。連結ベース、単位100万円、%表記は対前年同期比、〈 〉内は前年同期の実績値。
■コクヨ
〔第2四半期〕
 売上高 155,813 (△7.1%)
 営業益 10,090 (△13.2%)
 経常益 9,467 (△25.0%)
 当期益 6,288 (△35.0%)
〔通期予想〕
 売上高 290,000 (△9.4%)
 営業益 9,500 (△43.3%)
 経常益 9,100 (△50.0%)
 当期益 5,000 (△67.3%)
 全ドメインで売上げが減少し、売上総利益は△6.1%。生産活動を大幅に抑制し、在庫調整を進めた結果、売上総利益率は0.4ポイント向上し37.0%となった。販管費は経費削減により△4.4%、売上高販管費率は30.5%となった。経常利益には、持分法適用関連会社のぺんてるに係る持分法による投資損失などを計上している。当期純利益のマイナス幅が大きいのは、前年同期に投資有価証券売却益の計上があったことなどによる。
○空間価値ドメイン(オフィス家具など)…売上高は△4.3%、営業利益は△7.1%。緊急事態宣言発令時の特定警戒都道府県では、家具・建材の納品・施工、新規受注を原則停止した。海外事業は5~6月にかけて中国需要が戻りつつある。
○ビジネスサプライドメイン(オフィス用品通販のカウネット、B to Bサプライ)…売上高△6.0%、営業利益△6.6%。6月からは顧客のオフィスへの出社が増えたことにより、需要回復に向かっている。
○グローバルステーショナリードメイン(国内・海外文具)…売上高△15.1%、営業利益△26.5%。国内事業は特にB to C市場でのシェア拡大を図った。海外事業は、中国は5~6月に需要が戻りつつある。インドはロックダウンが5月末まで継続した影響を受けた。
○その他…売上高△3.5%、営業利益△11.1%。
 未定としていた通期予想については、緊急事態宣言が解除され、空間価値ドメインでの案件確保動向がある程度見通せるようになったことから、経済正常化の動きが今後も続くことを前提に算定した。
■ザ・パック
〔第2四半期〕
 売上高 36,046 (△18.6%)
 営業益 1,229 (△52.6%)
 経常益 1,375 (△50.1%)
 当期益 863 (△52.1%)
〔通期予想〕
~未定~
 新型コロナの影響で主要得意先が休業に追い込まれるなど、業績に影響が及んでいる。
○紙加工品事業…売上高は△18.2%、営業利益は△41.1%。主力の紙袋は、国内および海外子会社ともに販売が減少し、売上高は△30.2%。紙器は食品用パッケージやeコマース向けは堅調も、国内専門店向けが減少し、売上高は△10.1%。段ボール売上高は、eコマース向けは堅調も大手メーカー向けが減少し△2.6%、印刷売上高は△1.8%。
○化成品事業…売上高は△23.0%、営業利益は△40.1%。紙おむつ用製品や国内専門店向けが減少した。
○その他…売上高は△14.5%、営業利益は△55.5%。
 通期予想は、新型コロナの収束時期が見通せず合理的な算定が難しいため、5月に公表していた業績予想を一旦取り下げ、未定とした。■ダイナパック
〔第2四半期〕
 売上高 24,963 (△7.0%)
 営業益 50 〈△69〉
 経常益 251 (+29.5%)
 当期益 120 〈1〉
〔通期予想〕
 売上高 51,000 (△7.9%)
 営業益 400 (+13.1%)
 経常益 700 (△16.2%)
 当期益 450 (△19.5%)
 段ボールケースの国内販売量は、新型コロナの影響により、電機機械や住宅設備などの工業製品向けが4月以降大きく減少し、段ボールシートも工業製品向けの減少が響いた。この結果、グループ全体の販売量は△7.6%。収益面は、販売量減少の影響は受けたものの、昨年の製品価格改定が寄与し、利益計上となった。海外は、各国で移動や事業活動制限の影響を受けたが、中国では2月半ばに、マレーシアとフィリピンでは5月半ばに、それぞれ制限が解除され、6月には一部得意先の増産対応もあり、一定の利益を確保できた。
 セグメント別の業績は、包装材関連事業は売上高が△7.6%、セグメント損益は黒字転換して64百万円(前年同期は△99百万円)、不動産賃貸事業は売上高が△1.8%、セグメント利益が△2.1%。
 未定としていた通期予想については、電機・機械業界など国内外で需要減少の大きい顧客を中心に需要予測を見直し、通期売上高を当初計画比△9%程度と想定。一方で、一昨年と昨年に実施した販売価格改定、およびコスト削減により、前年並みの収益を計上できると予想した。
■古林紙工
〔第2四半期〕
 売上高 8,215 (△5.8%)
 営業益 348 (△16.8%)
 経常益 388 (△7.1%)
 当期益 △164 〈284〉
〔通期予想〕
 売上高 17,000
 営業益 500
 経常益 500
 当期益 △50
 受注状況に多少ばらつきはあるものの、新型コロナの影響で売上高は全体として減少。最終益の赤字化は、連結子会社である古林紙工(上海)有限公司の乳製品市場へのカートン製造販売を停止する方針を決定し、これに伴う事業整理損598百万円を特別損失に計上したことによる。
 通期予想は、2月公表の前回予想を下方修正した。修正額(百万円)は、売上高△1,000、当期純利益△400。古林紙工(上海)の製造販売停止に伴う減収に加え、日本の売上高も減少する見込み。利益面は、製造販売停止に伴う減収が損益に与える影響は大きくなく、また中国ではコロナ対策として社会保険料減免措置があるため、当初より固定費が減少する見込み。このため営業・経常益は据え置きとした。当期益は、前出の事業整理損計上により前回予想を下回る見込み。
 
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/5号」より
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