三菱製紙は、抗菌性を付与した紙製品を拡充し、新製品の販売を10月から開始する。
同社ではかねて、抗菌性を付与した紙製品を開発し、白板紙ベースの抗菌紙を長年にわたり販売してきたが、このほど品揃えの拡大を図り、改めて抗菌分野の商品を拡充するもの。白板紙ベースの『三菱抗菌板紙』、晒クラフト紙ベースの『抗菌クラフト紙FSC認証-MX』は、大腸菌、黄色ぶどう球菌の抗菌効果があるほか、優れた印刷適性、製函加工適性や製袋加工適性も備えている。抗菌効果については、ニッセンケン品質評価センターの試験により効果を確認した。また、この2製品は蛍光染料を使用していないので、食品包装用にも使用可能。クラフト紙ベースはFSC認証紙。
株式会社 紙業タイムス社 「Future10/5号」より