リンテックは、可変情報印字用ラベル素材『LVIP(エルビップ)』の新製品として、耐久性に優れ、水性インクジェットプリンタで印字できるフィルムベースのラベル素材を開発した。海上輸送用ラベルの耐久性に関する英国規格「BS5609」の認証を取得した特殊強粘着タイプのほか、汎用強粘着タイプもラインアップし、10月12日から販売を開始している。
リンテックは、物流・流通用から医療・医薬用、さらにフルカラーの高画質プリンタに対応する製品まで、ラベルの用途やプリンタの出力方式に合わせて選択できる可変情報印字用ラベル素材を『LVIP』ブランドで展開している。その新アイテムとして今回、近年主力になりつつあるインクジェットプリンタに対応したフィルムベースのラベル素材を開発。フルカラー出力での画像再現性はもちろん、紙ベースの従来品にはない優れた耐久性も備えている。
特殊強粘着タイプは、従来品のレーザープリンタ対応タイプに続き、海上輸送用ラベルの英国規格「BS5609」の厳しい試験をクリアし、印字前のラベル素材としての評価である「セクション2」の認証を取得。海水にさらされても強固な粘着力を保持し、化学薬品などのドラム缶を海上輸送する際の管理・警告ラベルなどに適している。また汎用強粘着タイプも、一般的なラベル素材より耐久性に優れている。同社では、これら2アイテムを物流・流通や医療・医薬、食品、工業関連の表示ラベルなども含め、幅広く拡販していく。
株式会社 紙業タイムス社 「Future11/5号」より