1930年創業、年間2,000万冊以上のノートを製造する大栗紙工（大阪市)は、『mahora（まほら）ノート』のラインアップ拡大に向け、1月19日から2月20日まで、クラウドファンディング（https://camp-fire.jp/projects/view/352271 ）で資金を募っている。

　『mahoraノート』は、発達障害者を支援するUnBalance（大阪市）とともに、発達障害者約100人の声を集めて開発し、昨年2月に大栗紙工初のオリジナル商品として発売した製品。開発に当たっては、当事者の意見を聞き、その結果を反映してサンプルを改良し、再度アンケートを実施するという作業を繰り返した。「紙からの反射がまぶしくて文字が書きにくい」、「いつの間にか書いている行が変わってしまう」、「罫線以外の情報が気になって集中できない」といった声に応えて生まれたのが、『mahoraノート』だ。そして今回、販売拡大とともに寄せられた新たな要望に応え、2種から36種に一挙にバリエーションを増やすため、クラウドファンディングを活用することとしたもの。

　製品名の「まほら」は、「住みやすい場所」や「素晴らしい場所」を意味する日本の古語で、『まほろば』の元となった言葉。「使いやすいノート」となってほしいという願いから名付けた。『mahoraノート』の特徴など、詳細は同社webサイトの製品紹介を参照（http://og-shiko.co.jp/mahora/）。

 

株式会社　紙業タイムス社　「Future2/8号」より