京都大学生存圏研究所は3月9日、近畿経済産業局および京都市産業技術研究所などとの共催により、「Nanocellulose Symposium 2021/第445回生存圏シンポジウム~ゼロエミッション・マテリアルへの戦略 バイオ化・軽量化・リサイクル・断熱」を、オンライン(Zoom)配信する。参加無料。
シンポジウムでは、ゼロエミッション・マテリアルの実現において、セルロースナノファイバー材料がキーマテリアルとなる可能性を、「バイオ化」「軽量化」「リサイクル」「断熱」の観点から検証する。
<開催概要>
〔日時〕3月9日(火)13:00~17:30
〔参加申込み〕次記サイトから申し込む。定員1,000名(先着順)
https://forms.gle/FyhAJcfrMFCSPNny9
〔講演内容〕
①CNF材料の特徴と実力
②バイオ化…▽バイオマスプラスチックの現状▽温暖化ガス排出削減を目指したCNF強化バイオPEの開発▽自動車部品用途へのCNF強化バイオポリエチレンの適用検討▽日用雑貨品へのCNF材料の応用▽CNF強化バイオマスプラスチック▽ライフサイクル評価から考えるCNF強化樹脂の脱炭素化
③軽量化…▽熱可塑性樹脂とCNFのナノコンポジットの成形性▽CNF強化PA6を用いた3Dプリンター成形体の力学的特性とその応用▽100%CNF材料の開発と応用事例の紹介▽レースカーへのCNF材料の応用事例
④リサイクル・断熱…▽CNF強化樹脂のマテリアルリサイクル▽CNFの特徴援用による遮光・遮熱機能ガラスの開発
株式会社 紙業タイムス社 「Future2/22号」より